父親が危篤状態になった時、愛猫コタロウに起きた不思議な事

父親が危篤状態になった時、愛猫コタロウに起きた不思議な事

少し前のことになりますが、10年の介護の末、私の父が亡くなる間際、コタロウ(当時推定3歳10ヶ月)が原因不明の病気になりました。父が亡くなり、コタロウも家で看取ろうと引き取ったところ、全快しました。きっと父を送りに行って、帰ってきてくれたのでしょう。

犬や猫には不思議な力があると思いませんか?
このお話は、我が家の猫、コタロウ君の不思議な、優しいお話です。

この白い男の子がコタロウです

父を見送って帰ってきたコタロウ

コタロウの発病

6年半も前になりますが、10年介護してきた父が亡くなりました。その時の出来事です。父の容態が悪化し、ICUに入ってまもなく。病院は家から近く付き添い禁止だったので、私と娘とコタロウ、きなこ(コタロウより1歳下の女の子)は家におりました。

父の命があとどのくらい持つか、不安な中で、コタロウが何度も嘔吐し、何も食べなくなりました。ぐったりしています。私と娘は急いで動物病院に連れて行きました。しかし、原因がわかりません。入院し、詳しく調べていただくことになり、哀しい思いで帰宅しました。

父の死

次の日。病院から連絡が入り、父の危篤が知らされました。ほどなく父が亡くなり、私たちは慌ただしく葬儀の手配をし、落ち着いたところに今度は動物病院から電話が入りました。コタロウの体調不良の原因がわからない。病院ではどうしようもないので迎えに着て欲しい、と。

奇跡の回復

獣医師からも回復を諦められてしまったコタロウを、泣きながら迎えにいきました。看護師さんたちも「コタちゃん」「コタちゃん」と別れを惜しんでくれました。私たちは切ない思いで父の遺体の待つ家へと私たちは帰ってきました。

ところが、家に着いたとたん、コタロウはにゃあにゃあ元気になきます。試しにご飯をあげてみたところ、いつも以上の食欲です。

お水も飲んで、娘の膝で眠ってしまいました。こんなことがあるなんて。私たちは父の死の悲しみの中に、大きな救いを得ることができました。

今はまったり元気です

まとめ 猫には不思議な力がある

寝転ぶ猫

父の葬儀を済ませ、落ち着いた私たちは考えました。当時、私たちも疲労の極致で、倒れそうでした。コタロウは私たちの替わりに倒れてくれたのだろうと。

そして、亡くなった父に「コタロウを連れて行かないで」と願った私たちに、父も「帰りなさい」と言ってくれたのだろう。コタロウも父を見送って戻ってきてくれたのだろうと。

それからは大きな病気をすることもなく、もう9歳半になりました。優しさは変わりません。保護猫のシェルターから縁あっていただいてきた仔猫が、私たちを助けてくれたのだと思います。

コタロウには他にもいろいろなお話がありますが、それはまた今度。お読みいただいてありがとうございました。

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