飼い主のしたいことを予測して行動する猫たち
猫が飼い主さんのしたいことを予測して行動していると思われるシーンをまとめてみました。
- 1 飼い主が行くであろう方向に行く
- 2 出かけるときにバッグにINしている
- 3 ご飯をもらえるかも?
- 4 タイミング良く近づいてくる
- 5 朝いつも同じ時間に起こしに来る
- 6 嫌なことをされそうになると逃げる
1 飼い主が行くであろう方向に行く
飼い主さんが行くであろう方向を予測して、そちらに先に行くことがあります。
もちろん間違えることもあるのですが、甘えん坊な猫さんで良く見られます。飼い主としては、わざと違う方向に行ってちょっと意地悪してしまいたくなる、猫の愛らしい行動です。
2 出かけるときにバッグにINしている
外出の準備をして、いざバッグを持とうと思ったら…愛猫が入ってるぅぅぅ!!
そんなことはありませんか?「一緒に連れて行ってにゃん!」とでも訴えているのか、それともバッグの居心地が良かったのかは分かりませんが、思わず持って行きたくなってしまいます。
旅行に行く準備をしているとき、おもむろにスーツケースの中に入る猫さん。あるあるな光景です。
猫さん的には、「ただソコに箱があるから」という感じなのかもしれませんが、「行かせないにゃん!」もしくは、「一緒に行くにゃん」という決意の表れにも捉えられます。
飼い主さんがしょっちゅうスーツケースで旅行に出かけるという場合、それを愛猫が覚えていて妨害にかかる可能性はあります。いつも飼い主さんと一緒にいたいほど、愛されているのでしょう!
3 ご飯がもらえるかも?
我が家の猫なのですが、ご飯を欲しがっているときに立ち上がると、「これはご飯をくれるに違いない」とばかりに付いて来る猫がいます。
ご飯の要求→立ち上がる→ご飯をくれる、の構図が、我が家の猫の中で出来上がっているのでしょう。
この愛猫の予測が、当たることもあれば外れることもあります。たとえ外れても、けなげにご飯をくれるのを待っている愛猫の姿を見ると、ついつい必要量以上、与えたくなってしまいます。
また良くあるのが、缶やパウチなどの封を開けた途端に、猫がすっ飛んでくる現象です。ふだん、美味しい食べ物がもらえる前には、必ず封を切る音がするのを覚えているのです。
たまに、全く関係のない袋の封を開けたときも、飛んでくることがありますが。
4 タイミング良く近づいてくる
猫って第六感のようなものが冴えているのでしょうか?
ふと愛猫のことを思うとそれを感じるのか、近づいてくることがあります。朝起きた瞬間に近づいてくることも。
猫は地震を予測したり、人の死期を感じたりすることがあるようですので、やはり何かの感覚が優れているのでしょう。
5 朝いつも同じ時間に起こしに来る
飼い主さんが毎朝起きる時間になると、起こしにくる猫もいます。
猫には体内時計があると言われており、その時間になると飼い主さんを起こしてくれるのだとか。
便利と言えば便利ですが、ちょっと寝坊したい日は困りますね。
ですが毎日同じ時間に起きることは健康に良いのは間違いないので、甘んじて愛猫の目覚ましを受け入れるしかなさそうです。
6 嫌なことをされそうになると逃げる
歯磨きや爪切りなど、猫が嫌がることを飼い主さんがしようとしていると、それを察してさっと逃げる猫がいます。
我が家の猫にもいます。特に怖がりな猫は、ささっと逃げて隠れ、しばらく出てきません。
「サァ!歯磨き(爪切り)するぞ!」と気合を入れて近づくと、わかってしまう場合が多いようです。ですから心を無にして愛猫を捕まえることが大切です。
猫は学習して予測している!
飼い主の行動を学習してる
猫は一緒に暮らす飼い主さんのことを、とても良く観察しているそう。
「飼い主さんがこれをしたら、次はこれをする」と飼い主さんのとる行動を学習して、予測を立てているのは本当なのだとか。
猫がした行動に飼い主がする行動も学習
また猫自身がとった行動に対して、飼い主さんがどのような反応をするのかも良く覚えているそうです。
この習性を利用して、愛猫が嫌がる歯磨きや爪切りの後に、ご褒美を与えるようにすると「歯磨き(爪切り)の後に嬉しいことがある!」と覚えてくれ、猫が嫌がることもスムーズにできるようになります。
ただ、猫のわがままを聞いてしまうと困ることになる場合も。
例えば、ご飯を食べなければもっと美味しいご飯が出てくる、噛み付いたり引っ掻いたりすれば嫌なことを止めてくれる、などと覚えてしまうと問題になってしまいます。
猫の要求をどこまで飲むか、どれを拒否するかは判断が難しいところですが、わがままに付き合い過ぎてしまうのは考えものです。
まとめ
猫の観察力、洞察力は、目を見張るものがあります。
いつも猫に観察されていると思い、心して行動しなければいけませんね。
猫が寝ていても猫のほとんどが浅い睡眠ですから、ひょっとしたら薄目を開けて、飼い主さんをじっと見つめているかも…。しかも暗い夜も、猫はちょっとした光があれば、目が見えています。
四六時中愛猫に観察されているかと思うとちょっと困りますが、それだけ愛されているのだと考えておきましょう!