猫に「良い事·悪い事」を理解してもらうには?
家の中でやってほしくないと思う事を猫は平気でしてしまいます。本能や習性から行動しているだけで、猫にすれば、何が良い事で悪い事なんて分かるはずがありません。
どうすれば猫が理解してくれるのでしょうか?猫の頭の良さを使って理解させて見ましょう。
1 時間を空けない
褒めるときも、叱るときも、大事なのは時間を空けないと言う事です。
間をあけても、猫は「何のこと?」と理解する事ができません。良い事も悪い事も、5秒以内に行う事です。
2 悪い事と理解するまで続ける
猫は習性で行動します。猫が悪い事をするたびに、わかってもらうまで続ける、飼い主さんの根気が必要です。諦めると何度も繰り返します。必ず、毎回する事で理解するはずです。
3 声のトーンを変える
良い事をして褒めるときは、大袈裟に伝える事です。悪い事をして叱るときは、声のトーンを変えます。毎回違う声よりも、叱る言葉や声のトーンを同じにします。
猫に効果があるのは低い声で叱る事です。良い事をすれば声のトーンを高くし、優しく褒めると理解しやすいと思います。
猫に可能なしつけ方
猫をしつけるのは難しいのですが、褒めるのは意外と簡単です。
悪い事をしつける方が難しいと思います。上記の事を参考に説明したいと思います。
良い事と理解してもらう褒め方
猫を褒めるとは、猫が喜んでくれる事をして「良い事」だと理解させます。猫が良い事をするのは、ふだんの生活で異なります。
例えばご飯を残さずに食べたとき、トイレをちゃんとしてくれたとき、名前を呼ぶと来てくれたときなどがあります。猫は犬と違い、褒められたくて行動するという事はありません。しかし猫にも感情があります。
褒めてあげるときに、「偉いね」「よくできたね」と言ってあげながら、身体を撫でてあげるのです。あまり大きな声や行動を取るとびっくりしてしまうので、猫の目線に体を低くしてあげましょう。そのときにもっと理解してもらう方法は、おやつをあげることです。
「嬉しい事」「楽しい事」と学習させれば、猫は同じ行動をとりやすいと思います。猫を褒めるときは、大袈裟に褒めてあげると理解しやすいという事です。
悪い事と理解してもらうしつけ
猫がやってはいけない事をしたときに、大きな声で叱る等といったしつけ方はお勧めしません。
猫にしつけをすると言う考えよりも、やらないように仕向ける方法をとらないといけないのです。
まずは、部屋の片付けや猫対策をする事、猫の生活しやすい環境にする事で、悪さをしにくい環境にします。それでもやってほしくないと思う事を全て廃除するのは不可能です。
そんなときには、猫に「嫌な事」「怖い事」があると学習させるのです。猫が悪い事と理解するよりも「嫌な事」があるからと言う記憶が残り、やらなくなるようになるのです。
猫を叱るときのNG行為
名前をよぶ
悪い事をしたときに、こら!○○!と名前を呼んではいけません。名前を呼ばれると、怒られると思ってしまいます。そして飼い主さんとの信頼関係も薄れてしまいます。
名前を呼ぶときはスキンシップをとるときに使いましょう。
追いかける
猫が悪さをして、猫を追いかける行為はしてはいけません。猫は追いかけられるのが嫌いです。
この人は嫌な事をする、と学習すれば信頼関係もなくなり、怖がりな猫になってしまいます。
大きな声や音を出すなどして、追いかけるのはやめましょう。
叩く、蹴る
猫に絶対してはいけない事!体罰です。
悪さをされて、「言うことを聞いてくれない」からと手が出そうになってもしてはいけません。
飼い主さんに対して恐怖心を覚え、いつでもびくびくとしてしまうようになります。信頼関係も崩れ、心に傷を負ってしまうのです。
目を見てしかる
叱るときに、猫の目をじっと見たり、無理に合わせたりするような事をしてはいけません。
信頼関係があれば、猫はじっと見てきますが、飼い主さんがいつもと違う心境だと言うのは猫にも伝わります。
目を合わせると、「嫌な事がある」と思ってしまわないように、目を合わせて叱るのはやめましょう。
猫に理解してもらうには気付かれない事
猫にやめてもらうには作戦を立てることです。
悪さをしたら、すかさず後ろから水のスプレーをかける、両手を叩いて音を出す、音のなる物を投げるなどをしてみましょう。
対策として、
- 猫の嫌いな匂いを付けておく
- 両面テープを貼る
- アルミホイルを敷いておく
などで近づかないようにしましょう。
飼い主さんが大きな音を出すと、人間を怖がり、人に懐く事もしなくなります。猫に悪い事を理解してもらうときには、猫に人間がしていると気付かれない事が良いと思います。
まとめ
猫に「良い事・悪い事」を理解してもらうについて紹介しました。
猫の習性を生かして、しつけをしていくのが良いのかと思います。猫の習性だけでしつけは上手くいくと言う事ではなく、猫も感情を持っている事を忘れないでください。
悪さをするのは、飼い主さんとのスキンシップ不足と言う場合もあります。猫を叱る前に、猫がストレスを溜めていないかを知ることも大事だと思います。