リラックスしていないときの猫の寝相
猫がリラックスしていない状態は、お腹を見せないと言うことです。
弱点でもあるお腹を隠すように丸まって寝る、うずくまるポーズは、リラックスできていないからする寝相です。
スフィンクス座り
猫の寝相が、いつもはお腹を出したり横たわったりして寝ているのに、座ったまま寝ることがあります。
猫の警戒心が強いとスフィンクス座りのポーズで寝ます。
前足と後ろ足とも地面につけた状態で、すぐに動ける体勢のポーズです。
警戒心が少しだけあると香箱座りのポーズで寝ます。前足と後ろ足を折り畳みお腹にしまう状態です。警戒心は少しだけど、お腹は隠しておこうと言う気持ちのようです。
丸まった体勢
猫は弱い部分を見せないようにします。
体調が悪くても気づかれないようにする習性を持っています。猫の寝相がいつもと違うと感じたときに、丸まって寝ているなら体調が悪いことも考えられます。痛みをかばうようにしていたり、しんどくて体を丸めたりしている可能性もあります。
猫の寝相は季節や気温でも変わります。
暑いときは体を長くして寝ることが多いです。「そんなに伸びるのかー」と驚くほど伸びるのです。その反対に寒いときは小さく丸くなって寝ます。「えらく小さいなぁ」と思うくらいに伸縮性があります。
猫は暑いと体を伸ばして体温を放出する、寒いと体温が外に逃げないように熱を溜めるようにするのです。
リラックスしているとき
猫の寝相は、リラックス状態のときにお腹を見せて寝るポーズをとります。よく言われているヘソ天のポーズが、仰向けでお腹を見せている状態です。体を伸ばして寝るポーズも、安心してリラックスできている寝相です。
手で顔を隠して寝る
猫の寝相に「ごめん寝」と言って、謝っているように地面に頭をつけて寝るポーズがあります。
また、顔を両手で隠して寝るポーズもあります。これらのポーズは眩しいときに見せる寝相です。部屋の明るい光で顔を隠してしまう仕草です。
猫の寝相が違う時注意すること
注意1 寝る場所
猫がどこで寝ているのか?ふだん寝ないような所を選んで寝ているなら様子を見ましょう。
高い所、狭い所、静かな所など、どこも猫の好きな場所です。
一人になりたい、静かにしてほしい、体調が悪いという気持ちのときは、ふだん寝ない所で寝ていることがあります。猫の様子に注意して、特に問題なければそっとしておいてあげましょう。
ぐったりしている、呼吸が荒いなどの症状が見られるようなら病院に行くようにしましょう。
注意2 猫の体温
猫の寝相がいつもと違うと感じたときに、猫の体温に気をつけましょう。
異常に熱い、寒くて冷たいなど、気温と反対の体温に気をつけましょう。部屋の温度調整をしてあげましょう。体を長くして寝ているからと言ってリラックスしているとは限りません。猫のちょうど良い快適な温度であると言うことになります。
注意3 ストレスをとりのぞいてあげる
猫がリラックスできずに、いつもと違う寝相になっているなら安心させてあげましょう。
猫は性格の違いから、警戒するとずっと不安が残り、安心するまで時間がかかる子もいます。
ストレスにならない環境を作ってあげるようにしましょう。
注意4 体調の変化に気づいてあげる
猫がいつもと違う寝相で特に注意が必要なのは、病気や怪我によるものです。
体を丸めて力んでいたり、顔に力が入ったりしていないか、出血していないか、よだれは出ていないか、苦しそうな寝息は立てていないか、などの異常がないかを注意してあげましょう。
まとめ
猫がいつもと違う寝相は、気温とリラックス状態が関係しているようです。
弱点のお腹を見せるか隠すかで、安心しているのか警戒しているのかがわかるのです。
猫が飼い主さんのそばで寝る場合は、安心しているから寄ってくるのでお腹を上にしていることが多いのではないでしょうか。
また寝相が違うときには、ストレスや病気にも気をつけて見ていかなければいけません。