本の内容について
ストーリー
2007年の早春、ジェームズ・ボーエンさんは借りているアパートの廊下で、一匹のノラ猫と出会います。これが、実はソウルメイトであるボブとの出会いでした。その時、ボブはお腹をすかせているだけでなく、脚にケガまでしていました。
ジェームズさんは、そんなボブを放っておけず、お金もないのに動物病院へ連れて行きます。
実際のところ、ジェームズさんは少し前、ホームレスとして暮らしていました。イギリス政府の援助によって、何とか古いアパートに住まわせてもらっている状態だったのです。
ジェームズさんは、なけなしのお金をはたいてボブの脚を治療し、ノラ猫に戻そうとしますが、ボブはどこへも行こうとしませんでした。そのうち、ジェームズさんがバスキング(路上演奏)の仕事をするのに付いてくるようになったボブ。
可愛いボブは、すぐに道行く人たちの人気者となり、バスキングで得られるお金も今までよりも3倍以上に増えていきました。何と、ジェームズさんは、今まで抜けられなかったヘロイン中毒も、ボブのお陰で克服できます。
まさに、福猫ボブのお陰で、人生を大逆転することができるのです。猫ちゃんの持つパワーに本当に圧倒されてしまうストーリーなんですね。
読んだ感想
とにかく、面白くて一気に読んでしまいました。読むうちに、ボブはとても不思議な猫だなぁ、という思いがしました。この本には書かれていませんが、ジェームズさんはその後、
出版社から本を出すようにすすめられ、人気作家となります。
その後、彼らのストーリーは映画化され、世界中でも人気となっています。2017年には、日本でもその映画「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」が上映されました。DVDも発売されているので、興味のある方はぜひ観てみてください。
本の価格など
「ボブという名のストリート・キャット」は、ジェームズさんとボブの第一作目の本です。
価格は、1,600円(税抜)です。Amazonでもネットショッピングができますよ。
ボブという名のストリート・キャット
まとめ
福を呼び寄せる猫・ボブが可愛くて、本当にハマッてしまいました。まだ、読んでいない方は、ぜひこの本を読んでみてください。猫ちゃんを飼うことの素晴らしさが伝わってくること間違いなしです。
この本を読めば、きっとあなたも猫ちゃんの持つ魅力を再認識することができるでしょう。