猫が『キレる直前』にみせる4つのサイン 落ち着かせるための対処法まで解説

猫が『キレる直前』にみせる4つのサイン 落ち着かせるための対処法まで解説

猫は人間のように言葉で感情をあらわすことはできませんが、キレる直前には必ずサインを出しています。そのサインを読み取れるかどうかで、引っかかれたり噛まれたりするリスクを大きく減らせます。この記事では、キレる直前のサインと落ち着かせるための対処法を解説します。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫がキレる直前の4つのサイン

睨みつけるような表情の猫

「猫が突然キレた」という経験をした飼い主さんも少なくないでしょう。しかし、実際には突然攻撃してくることはほとんどありません。人間のほうが猫からのサインを見逃している可能性が高いのです。猫がキレる直前に見せる4つのサインを紹介します。

1.しっぽをパタパタと大きく振る

犬はうれしいときにしっぽを振りますが、猫は逆です。しっぽをパタパタと振っているなら、それはイライラや不満のサインです。例えば、撫でている最中にしっぽが動きはじめたら「もう十分」「その撫で方は嫌い」という意思表示と受け取りましょう。

また、振り方にも注意が必要です。ゆっくりと振っているときはまだ余裕がある状態ですが、勢いよくバタバタと振りはじめたら我慢の限界に近づいているサインです。この状態で触り続けると、高い確率で猫パンチをされたり噛みつかれたりします。撫でるのをいったんやめて、様子を見るのが無難です。

2.耳を後ろに伏せる

いわゆる「イカ耳」と呼ばれる状態です。耳を後ろや真横に倒しているときは、不満・警戒・怒りのサインです。恐怖を感じているときにもイカ耳になるため、どのような気持ちなのかを状況から判断して対応することが大切です。

耳を頭にぺったりとくっつけるほど倒している場合は、恐怖や威嚇の度合いが最大に近い状態です。この状態で無理に触ろうとすると攻撃される可能性が高いため、刺激しないようにそっと距離を取りましょう。

3.瞳孔が拡張する

猫の瞳孔は、感情や光の加減によって大きく変化します。例えば、明るい場所で瞳孔が大きく開いているときは、興奮・恐怖・怒りのサインです。まばたきの回数が極端に減り、目をカッと見開いている状態は特に注意が必要です。

逆に、針のように瞳孔が細いときは、リラックスモードと考えられます。ただし、獲物を見つけたときは、獲物にピントを合わせるために瞳孔を細めることもあります。瞳孔の形だけでなく耳やヒゲ、毛の状態などほかのサインと合わせて判断するようにしましょう。

4.「シャー」「フゥー」と息を吐く

「シャー」や「フゥー」という声を聞いたことのある飼い主さんも多いのではないでしょうか。この声は猫の明確な威嚇サインです。「これ以上近づくな」という最後通告に近い意思表示であり、この声が出ている時点でかなり強いストレスを感じている状態です。

威嚇の声と同時に、歯をむき出しにしたり、背中の毛を逆立てたりしている場合は攻撃行動に移る一歩手前です。攻撃される可能性が高いので、手を出したり、顔を近づけたりするのは避けましょう。

キレそうな猫を落ち着かせる方法

不機嫌そうな顔で見下ろす猫

猫のキレそうなサインに気づいたら、まず距離を取ることが最優先です。そして「撫でるのをやめる」「視線をそらす」「その場をゆっくり離れる」という3つの行動を意識しましょう。

また、猫の目をじっと見つめるのは、喧嘩を売っているサインと受け取られることがあります。落ち着かせたいときは、視線をそらすようにしましょう。「シャー」「フゥー」という威嚇の声を発している状態なら、猫の視界から外れる場所に移動して落ち着くのを待つのが安全です。

頻繁にキレる場合は、痛みや病気が原因の場合もあります。特定の場所を触ったときだけ怒る、以前より怒りっぽくなったと感じる場合は、獣医師への相談をおすすめします。

まとめ

耳を倒して怒っている猫

猫がキレる直前のサインは、しっぽをパタパタ振る、耳を伏せる、瞳孔が大きく開く、威嚇の声をあげるの4つです。これらは単独であらわれることもありますが、複数のサインが重なるほど興奮の度合いが高まっている状態です。

「突然キレた」と感じる場面の多くは、サインを見逃していたことが原因です。怒りのサインを読み取れるようになると、猫との不要なトラブルが減ります。日頃から愛猫の様子を観察し、サインに気づけるようになりましょう。

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