1.大きな声で鳴く

発情期に入った猫によく見られる行為としてまず挙げられるのが、普段よりも大きな声で鳴くことです。まず、メス猫では、低く長く伸びるような鳴き声を出すことが多く、昼夜を問わず続くこともあります。これは、周囲の猫に自分の存在を知らせるためです。
一方、オス猫も、近くに発情中のメスがいることを察知すると興奮して鳴くことがあります。普段は静かな猫でも、急に鳴き声が増えた場合や鳴き方に変化がある場合は発情期の可能性があります。
2.いろいろな物に体を擦りつける

発情期の猫は、家具や壁、床、人の体など、さまざまな物に体を擦りつける行動が増えます。これは自分の匂いを残したり、気持ちが高ぶっていることを表したりするサイン。顔や体の横を押しつけるように擦りつけることが多く、いつもより甘える様子が見られる場合もあります。猫が体を擦り付ける頻度が増えたと感じたら、発情期のサインのひとつと考えられます。
3.スプレー

続いて挙げられるサインが、スプレー。スプレーとは、立ったまま後ろに少量の尿をかける行動のこと。壁や家具などに向かって尾を上げ、後ろに尿を飛ばすようにします。主にオス猫に多く見られるサインです。尿という形で自分の匂いを残すことで、縄張りや存在を別の猫に知らせているのです。
発情期になると、このスプレーの回数が増えることがあり、室内でも見られる場合があります。スプレーによって出た尿は匂いが強いため、早めに掃除する、スプレーされやすい場所には張り替えられる保護シートを使うことをおすすめします。
4.ロードシス

次のサインは、ロードシス。ロードシスとは、発情したメス猫が見せるポーズのことで、背中を低くして腰を高く持ち上げ、しっぽを横にずらすような体勢になります。
ロードシスは、交尾を受け入れる準備ができていることを示す行動。背中や腰のあたりを触ると、この姿勢になることもあります。普段からする猫もいれば、あまりこの姿勢をとらない猫もいるので、発情期に初めて見る飼い主もいることでしょう。
5.落ち着かなくなる

その他にも、発情期の猫は、普段よりも落ち着きがなくなることがあります。部屋の中を歩き回る、外に出たがる、夜でも活発に動くといった様子が見られることがあります。落ち着きのない行動の数々は本能的に相手を探そうとしているサイン。窓やドアの近くで鳴いたり、外へ行こうとする仕草が増える場合もあります。
ただし、落ち着きがなくなることで脱走の危険も高くなるため、窓やドアの管理には注意しましょう。
まとめ

今回紹介したように発情期を迎えた猫は、普段とは違う行動を見せることがあります。発情期の行動自体は自然なものですが、鳴き声による不眠やスプレー行動など、場合によっては猫と飼い主の生活に影響が出ることもあります。猫の様子をよく観察し、必要に応じて対策を考えることが大切です。猫の体の変化を理解しておくことで、落ち着いて対応しやすくなるでしょう。
こういった発情期のストレスを軽減するために、避妊去勢手術を受けることについて動物病院で相談してみるのも手段の一つです。今回の記事を参考に、猫の発情期と上手に付き合ってみてください。