猫の機嫌が悪いときに避けるべき行為

猫の不機嫌なサインは、ボディランゲージや行動から比較的分かりやすく伝わってきます。
尻尾を激しく叩きつけたり、遠くからじっと見つめてきたりすることもあれば、大きな鳴き声を出したり、気づかせようと物を落としたりする場合もあるでしょう。
このときついやってしまいがちなNG行為が、原因を考えず、猫の「気分の問題」として受け取ってしまうことです。
しかし、猫は自分勝手に機嫌を損ねているわけではありません。
不機嫌の裏側には「もう触りすぎだよ」「お手入れがイヤだよ」といった理由があり、よかれと思って構い続けるのが逆効果になることも。
では、猫の機嫌を直したいときには、どのように対処するとよいのでしょうか?
猫の機嫌を直すための上手な対処法4選

1.猫から寄ってくるまで距離を置く
猫の方から距離を取ってきた場合は「今は離れていたい」という気持ちが強いと考えられます。
撫でたり話しかけたりし続けるのは、控えてほしいもの。
猫が静かに過ごせるように、飼い主さんが別室に移動するといった配慮を心がけましょう。
待つ時間は長く感じますが、猫の気持ちをクールダウンさせるのに欠かせないのです。
一方で、猫へのコミュニケーション不足に心当たりがあれば、10分だけでも手を止めて、猫との時間を優先する努力も必要です。
2.お手入れは無理に続けない
爪切りやブラッシングの途中で逃げてしまう場合は、猫が我慢し続けていなかったか、1度振り返ってみるとよいでしょう。
両足の爪を切り終えるまで、全身をブラッシングし終えるまでと、キリのよいところまで無理にお手入れを続けていませんか?
筆者も経験がありますが、お手入れの無理強いは、苦手意識を強めてしまいかねません。
左前足分だけ、もしくは1本だけ爪を切るというように、猫のペースに合わせましょう。
途中でおやつなどのご褒美を挟むと、スムーズに進みやすくなります。
3.リラックスできる環境を整える
猫と距離を取った方がよい場合でも、飼い主さんにできることは残っています。
それは、リラックスできる環境を整えてあげることです。
お気に入りの寝床や隠れ場所がある場合は、その場所に行き来できるようにし、安心して使える環境を整えてあげてください。
周りの音も気になりやすいときですので、テレビの音量は下げ、家族間の会話も控えめにすることをおすすめします。
猫から歩み寄ってきてくれたときには、優しく受け入れる準備も忘れないようにしましょう。
4.強い香りものはつけない
人にとって心地よい香水や柔軟剤の香りも、猫にとっては負担になってしまうことがあります。
猫はよく鼻が利く生き物ですから、人には気にならない香りでも、刺激が強すぎる場合があるのです。
特に注意したいのが、柑橘類の香り。
酸っぱいニオイは、猫が本能的に苦手とするといわれており、飼い主さんから距離を取ることにつながりやすくなります。
ちなみに筆者の愛猫は、筆者がお風呂に入るだけで機嫌が悪くなることも。
お風呂の後のニオイが気になるようで、筆者の手を舐めて、自分のニオイを重ねようとしてきます。
まとめ

猫が不機嫌なときには、少し距離を取って見守ってあげることも大切です。
機嫌を取るためになでなでをしたつもりが、かえって状況を悪化させることもあります。
「今は離れた方がいいんだな」「今日はこれ以上お手入れはやめよう」と原因を見極めながら対処してあげましょう。
「さっきまでは喜んで撫でさせてくれていたのに、どうして?」と理不尽に感じることもあるかもしれませんが、猫には猫なりの線引きがあります。
長い時間を一緒に重ねていくことで、その複雑な心理も少しずつ理解できるようになるでしょう。