猫が声に「しっぽ」で反応するのは立派なコミュニケーション

猫に話しかけたとき、鳴かずにしっぽだけをピクッと動かす場面は多いですが、それは無視ではなく「ちゃんと聞いているよ」という意思表示です。
猫のしっぽは感情が表れやすいパーツで、声かけへの反応として使われることも多いのです。
人でいえば、返事をしなくても相づちだけ打つような感覚に近いでしょう。
猫に声をかけると『しっぽで返事』する理由

1.安心している相手には最小限の反応になる
しっぽだけで返事をする理由のひとつは、飼い主さんに強い安心感を抱いているからです。
信頼できる相手には、わざわざ鳴いて意思表示をしなくても伝わると感じています。
たとえば家族に名前を呼ばれたとき、声を出さずに目線だけ向けることがあります。猫にとっての「しっぽ返事」はそれと似た状態なのです。
軽く左右に揺れる、先だけが動くなどの控えめな動きは、リラックスしているサインと考えられます。
2.声を出すほどではないが関心はある
猫はエネルギーを無駄にしたくないとき、話しかけられた内容が危険でも要求でもない場合は全力では反応しません。
そのため「聞こえている」「理解している」程度の返答として、しっぽだけを動かします。
しっぽの動きがゆっくりであれば、穏やかな気持ちで受け止めている証拠です。逆に強くバタつく場合は、集中を邪魔された不快感が混じることもあります。
3. 感情を整理しながら反応している最中
猫は感情の切り替えがとても繊細です。声をかけられた瞬間、どう反応するかを考えている間に、無意識にしっぽが動くことがあります。
これは「今、判断中」というサインで人が考えごとをしながら指先を動かすのと同じです。
特に寝起きやくつろぎ中に見られやすく、すぐ鳴かないからといって気分が悪いわけではありません。
しっぽの動きが止まり、体が落ち着いていれば心は安定している状態でしょう。
まとめ

猫に声をかけたとき、鳴かずにしっぽだけが動くのは「ちゃんと聞いているよ」という猫なりの返事です。
信頼している相手だからこそ、最小限の反応で十分だと感じています。
関心はあるものの大きなリアクションは不要なときや、気持ちを整理している途中にも、しっぽは自然に動きます。
人でいえば、うなずきや相づちに近いもので、鳴かない=無視ではありません。
しっぽの動きから気持ちを読み取ることで、愛猫がもっと身近に感じられ、その時の状況に合った接し方ができます。
猫の本音がわかれば、日常の声かけはもっと楽しくなりそうですね。