『血縁関係』にまつわる5つの豆知識

猫と暮らしていると、ふと愛猫の家族(母猫や兄弟猫)のことが気になることはありませんか?もし再会する機会があるとすれば、猫同士も懐かしく思うものなのでしょうか。
ということで今回は、気になる猫の『血縁関係』にまつわる豆知識を5つ紹介いたします。
1."親兄弟"を懐かしむことはない

猫は親兄弟から一度離れてしまえばそれっきりとなり、互いを懐かしむことも、思いを馳せることもなくなってしまいます。
血縁関係を重んじる人間からすればクールな関係性に思えますが、猫界ではごく自然なことなので、恐らく何も感じることはないのでしょう。
2.認識すらできない

さらに散り散りになった猫同士は、その後再会する機会があったとしても『血縁同士である』という認識ができません。
なぜなら"母猫のにおい"という共通項がなくなっているからです。つまり猫同士の繋がりというのは『血縁』ではなく『におい』で判断されるものなのです。
ちなみにこの現象は、母子間において起こります。一度離れてしまえばにおいが完全に消えることからほぼ他人(他猫)となり、お互いを認識できなくなってしまうのです。
3.本能的に"温もり"は残る

では、あの"ふみふみ"の正体は何なのでしょうか。『母猫を思い出してやっている』というと矛盾している気がしますよね。
実はあの行動は"本能による懐かしさ"からくるものなのです。物理的に思い出すことはなくても、母猫の温もりは本能に刻まれています。
特に人間と暮らす猫は精神面では半永久に子猫のままでいられる分、温もりを思い出しては甘えたくなるのです。そういう時は思う存分、本能を満たしてあげてください。
4.親兄弟なら仲良く暮らせるとは限らない

これまでの流れから既に察しが付いている方もいると思いますが、親兄弟なら多頭飼育が上手くいくとは限りません。特にブランクがある場合尚更で、相手を拒絶してしまうことすらあるのです。
逆に赤の他人同士でも、相性が良ければ共存することができます。つまり猫が最も重要視しているのは『相性』というわけです。
ただし一つだけ例外があります。それは同時に親子や兄弟猫を迎えるケースです。縄張りの獲得時期が重なるので争い事が少なく、上手に棲み分けをしたり縄張りの共有ができるようになるでしょう。
多頭飼育を検討している方は『血縁関係』以上に『相性』に重きをおいてみてください。
5.自分の子以外にも愛情を注ぐ

血縁関係という概念がない猫にとって子猫は、"皆我が子"のようなもの。他人の猫でも分け隔てなく平等に愛情を注ぎます。
現役で子育てをしている猫はもちろんのこと、育児経験のない猫ですら、保護した子猫のお世話を率先して手伝ってくれたり、母乳が出てくることがあるほどです。
もちろん感染症の観点から顔合わせは慎重にすべきですが、授乳が必須なケースでは"猫の手"に救われる場合もあるでしょう。
『血縁』という意味ではあっさりした関係性でありながらも、子を思う気持ちが強い猫。そんな猫には母性本能が強いという特徴があり、人間とは一味違った母の顔があるのです。
まとめ

猫は『血縁関係』など全く眼中になく、そこに囚われることもありません。離れてしまえれば良くも悪くも他人同士。相性が全てという関係性がどことなく清々しい気がしてしまうのは筆者だけでしょうか。
これから猫をお迎えする方や多頭飼育をする方は、血縁関係よりも相性をよく見てあげてくださいね。馬が合う者同士であれば、縄張りを譲り合いながら楽しく暮らしていくことができるでしょう。