生存する猫で最長寿に 30歳の「超ロングライフ」を穏やかに満喫する毎日 英国

生存する猫で最長寿に 30歳の「超ロングライフ」を穏やかに満喫する毎日 英国

3年前にギネス世界長寿記録を樹立した英国の猫が、30歳になりました。数々の飼い主の元で暮らし、紆余曲折の末に手厚いケアを受けて最晩年を快適に過ごすこの猫は、目や耳は不自由なものの好奇心旺盛で感情表現豊かです。

生存する「世界最高齢猫」

うずくまる猫

画像はイメージです

Flossieはただの高齢猫ではありません。1995年12月29日に英国で生まれ、現在30歳。猫の長寿記録をもつ「超長寿猫」なのです。2022年11月にギネス世界記録によって認定され、当時「26歳と316日」であることが確認されました。そのときすでに人間でいえば120歳だったというのですから、驚きです。

もちろんこれほどの高齢になると、視力は衰えて耳もまったく聞こえません。それでも自分の足で歩いて周囲を探索することは、いまでもちゃんとできるのです。猫らしい好奇心もまだまだ持ち合わせていますよ。

Flossieを知る人々はみんな、この猫がやさしくて温和で、ときに表現豊かな態度を見せると話しています。とくに餌を前にしたときは、とても熱心に鳴き声を上げるといいます。

飼い主が次々に亡くなり、やがて施設へ

人間用歩行器の横で餌を食べる猫

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そんなFlossie ですが、30年の猫人生がずっと平穏無事だったわけではありません。1995年、赤ちゃん猫のときに野良猫の群れにいたFlossieは、St Helens病院に勤務する男性に保護されました。やがてその男性が亡くなると、妹さんに引き取られて10年以上彼女と暮らしたのです。

しかしその女性も亡くなり、しばらく世話をしていた息子さんも飼育を継続できなくなったため、動物保護団体「Cat Protection」へと引き渡されました。獣医の診断記録から、そのときすでに27歳だったことがわかり、人々はたいへん驚きました。そしてこの「特別な長寿猫」にふさわしい里親探しが始まったのです。

やさしいケアを受けて安寧の日々

高齢猫をなでる女性の手

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そのときから3年間、Flossieは高齢猫のケアにくわしいVicki Greenさんのお宅で暮らしています。最初のころはかなり大変でした。慣れない環境でFlossieが不安に陥り、情緒不安定になったからです。でも辛抱強いケアのおかげで徐々に安定し、毎日の日課を落ち着いてこなせるようになったのです。

「この特別の猫をお世話できるのは、本当に光栄なことです。世界記録をもつ長寿猫と暮らすなんて、考えてもみませんでした。最期のときまで愛情を注ぎ、快適に過ごせるよう努力したいと願っています」とVickiさんはいいます。

最後に、長寿の秘訣をお教えしましょう。それは「長い猫人生でいろいろな変化を経験したものの、そのつど心暖かい人間のケアを受けてきた」ということなのです。

出典:
Meet Flossie, the World's Oldest Cat Celebrating 30 Years of Life
Who is Flossie the cat? Record holding feline turns 30 years old

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