猫と一緒に『引っ越し』をする際の注意点5つ 負担を減らすために飼い主がすべきことも

猫と一緒に『引っ越し』をする際の注意点5つ 負担を減らすために飼い主がすべきことも

猫は「家につく」と言われるほど自分の場所を大切にする動物であり、住み慣れた家を離れることはとても不安なことです。新しい生活をスムーズに始めるために、引っ越しの前、当日、そして新居で気をつけるべきポイントをご紹介します。

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記事の監修

麻布大学獣医学部獣医学科卒業後、神奈川県内の動物病院にて勤務。獣医師の電話相談窓口やペットショップの巡回を経て、横浜市に自身の動物病院を開院。開院後、ASC永田の皮膚科塾を修了。皮膚科や小児科、産科分野に興味があり、日々の診療で力を入れさせていただいています。

1.荷造りは少しずつ、隠れ家は最後まで残す

座る猫と積まれたダンボール箱

引っ越しの準備で部屋に段ボールが増えていくと、猫は「いつもと違うことが起きている」と察して不安になります。急に荷造りをするのではなく、少しずつ進めて環境の変化をゆっくりにします。

また、猫がお気に入りのベッドやキャットタワーなどは、引っ越し当日のギリギリまで残してあげましょう。自分自身の匂いがついた場所が残っているだけで、猫は安心できます。

2.当日は「静かな場所」で待機してもらう

ケージの中にいる猫

引っ越し当日には、大きな音を立てて荷物を運ぶ人が出入りします。ドアの開け閉めも多くなるため、驚いた猫が外へ脱走する可能性も。

当日は、空っぽにしたお風呂場や、ケージの中に猫を入れ、静かな場所で待機させましょう。ドアには「猫がいます。開けないでください」と貼り紙をして、周囲の人にも協力してもらうとさらに安心です。

もしペットホテルや動物病院で慣れているのであれば、一時的に預かってもらうことも選択肢の一つとなり得ます。

3.移動のストレスを減らす工夫をする

毛布がかけられたキャリー

移動中はキャリーケースを布で覆い、視界を遮って暗くしてあげると、外からの刺激が減って猫は落ち着きやすくなります。

もし、猫がすごく怖がりで心配なときは、事前に動物病院で相談してみましょう。移動のストレスを軽くするサプリメントや、気持ちを落ち着かせるお薬を処方してもらうことも、パニックや体調不良から猫を守るためのやさしい工夫のひとつです。

4.新居では一つの部屋から慣らす

ソフトケージの中にいる猫

新居にいきなり離してしまうと、自分の縄張りが分からず猫はパニックになることがあります。まずはケージの中や、一つの部屋だけで過ごさせてあげましょう。

その部屋に、以前の家で使っていたトイレや毛布など、自分の匂いがついたものを置きます。そこで落ち着けるようになってから、少しずつ他の部屋も見せてあげましょう。

5.飼い主さんはいつも通り接する

抱っこされる猫

猫は飼い主さんの不安な気持ちを敏感に感じ取ります。引っ越し作業で忙しくても、意識して猫に声をかけたり、やさしくなでたりしましょう。

「ここは安全だよ」というメッセージを伝えるためにも、飼い主さんがいつも通りリラックスして過ごすことが、猫にとって一番の薬になります。

まとめ

箱の中から顔を出した猫

猫との引っ越しで一番大切なのは、猫のペースに合わせることです。引っ越しは飼い主さんにとっても大変なことですが、猫はそれ以上に大きな出来事だと感じています。

猫の性格や体調に不安があるときは、事前に動物病院に相談をして、お薬やケアの方法を教えてもらうと安心です。古い家での匂いを新居に持ち込み、焦らずゆっくり新しい環境に馴染ませてあげましょう。

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