猫を飼ってから感じがちな『3つの後悔』 お迎えする前に知っておくべき心得とは

猫を飼ってから感じがちな『3つの後悔』 お迎えする前に知っておくべき心得とは

猫を飼う前は、「どのコがいいかな」「もしお迎えしたら……」と、期待ばかりが膨らみがちです。お迎えする瞬間よりも、その先に続く十数年、あるいは二十数年の暮らしこそが非常に重要であることも、頭では理解しています。それでも実際に飼い始めてから、「こんなはずではなかった」と感じる飼い主は決して少なくありません。

猫を飼ってから感じがちな3つの後悔

猫に顔をひっかかれた男性

今回は、猫を飼ってから飼い主が抱きがちな後悔についてお話しします。

かわいいという気持ちはいったん脇に置いておき、猫と暮らすうえで直面する現実的な課題に目を向けていきましょう。

1.ライフスタイルの変化は避けられない

猫を飼うと、これまで当たり前だった「自由」がある程度制限されるのは避けられません。

影響が大きいのが、気軽に旅行や外泊がしにくくなることです。健康な成猫であれば、一泊二日程度の留守番は可能ですが、数日以上家を空ける場合はペットシッターや信頼できる預け先を確保する必要があります。予約の手間や費用がかかるうえ、大型連休には預け先の混み合いで予約も難しくなります。

また、残業や不規則な出勤、転職、結婚や出産などライフステージの変化がある場合も、猫との生活をどう両立させるかを事前によく考えておく必要があります。万が一、猫が病気になったときに休みが欲しくても、人間の家族と同じような社会的配慮や理解は得られにくいのが実情です。

「なんとかなるでしょ」と無計画のままで進めてしまうと、できない状況になったときに解決策を探すことがとても難しくなります。

2.飼ってから猫アレルギーが判明

猫を飼ってから初めて自分や家族の猫アレルギーが発覚するケースは意外に多く、飼育を継続できるかどうかは深刻な悩みとなります。

猫アレルギーの主な原因は、猫の唾液や皮膚(フケ)などから分泌される特定のタンパク質です。猫を飼う前に猫カフェのようなところで触れ合う機会があっても、短時間では症状が出ないことがあり、継続的な接触で初めて判明することも少なくありません。

猫アレルギーを発症すると、くしゃみや鼻水、目のかゆみといった軽い症状から、呼吸困難や喘息の悪化など重篤な症状まで程度はさまざまです。最初は症状が軽く「花粉症かな?」くらいに思っていても、突然悪化することも考えられます。

隔離して飼育するという方法もありますが、子どもが重い猫アレルギーを発症した場合、家族全体で選択を迫られるかもしれません。

3.想像していた性格と違う

「猫はおとなしくて手がかからない」「甘えん坊で癒される」といったイメージを持って飼い始める人は多いですが、実際の性格は個体差が非常に大きく、理想とのギャップに戸惑うことがあります。中には、猫種や毛柄でこういう性格と思い込み、飼ってみたらまったく違ったということも。

猫は常に抱っこを要求する甘えん坊タイプや、いくつになっても夜の運動会をやめない活発タイプ、逆に人間にまったく興味を示さないなど千差万別です。

猫の性格は、見た目だけでわかるものではなく、親から受け継いだ性質にくわえて、生後数週間を過ごした環境などによっても違ってきます。おとなしい親猫から生まれても乱暴な子も存在するのです。

インターネットで見たあのかわいい猫も、飼い主さんが日々工夫しながらお世話しているはずです。憧れの猫と自分の猫が違うことに失望する人もいますが、それぞれの個性を受け入れる柔軟性が必要です。

猫をお迎えする前に知っておくべき心得

喘息の人

猫の飼育は、終生飼養が基本です。猫を飼う前に15〜20年間の責任を負えるかどうか、環境面や経済面すべてで考える必要があります。

特に女性は、妊娠中や出産後にホルモンの変化によって体調や価値観が変わることがあります。これまで平気だった愛猫が、急に不潔に感じるようになって、この時期に猫を手放す人も、実際には存在するのです。

また、妊娠中は寄生虫感染の懸念から、猫のトイレ掃除を避けるよう推奨されています。そのため、猫と暮らす中では、妊娠に限らず一時的に世話が難しくなることもあるのだと理解し、誰かに頼める体制にしておくことは必要です。

また、猫の飼育には猫アレルギーというハードルもあります。事前検査で陰性でも飼ってみて初めて症状が出ることがあります。発症すると、猫のいる環境自体が原因のため解決が難しく、放置すると呼吸困難や喘息など重症化する危険もあります。

そのためにも、猫を飼う前の段階から猫アレルギーになってしまうことを想定し、発症した場合でも猫を手放さずに暮らせる環境や体制を整えなければいけません。

まとめ

上からのぞき込む猫

「猫を飼うことは、命を預かること」という言葉は、重く感じるかもしれませんが、猫は飼育の容易さよりも、その責任の方が重いという側面があります。

爪とぎのいたずらや夜中の運動会はささいなことで、それよりも飼い主のライフイベントによる困難や、アレルギーのリスクなど、現実的な課題をよく考えてからお迎えすることが求められます。

「ネコ、カワイイ!」だけで飼えないのは当然ですが、大切にする気持ちがあれば、それは責任ある飼育に向き合う第一歩です。

実際に猫のいる生活は、猫にとっても人間にとっても心地よいものです。猫のお迎えを考えている方は、そんな「大変さ」も理解したうえで猫ライフを楽しんでくださいね。

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