家の扉に『猫ドア』を取り付けるメリット5つ 費用の目安や気を付けたいポイントも

家の扉に『猫ドア』を取り付けるメリット5つ 費用の目安や気を付けたいポイントも

猫が隣の部屋や廊下などに移動したいとき、邪魔になるのが扉です。猫はその都度飼い主さんに「開けてくれ!」と要求し、飼い主さんはそれに応えます。これは、猫にも飼い主さんにも、ちょっとしたストレスです。しかし回数を重ねたり時間帯によっては、大きなストレスに膨れ上がります。この問題を解決してくれるのが、猫ドアです。猫ドアのメリットや、設置する際に気をつけたいポイントをまとめました。

猫ドアとは

扉の隙間をすり抜けようとする猫

ワンルームに住んでいれば別ですが、大抵の場合、家の中は複数の部屋や廊下に分かれていて、それを扉が仕切っています。扉があることで、別室からの視線を防いだり、室内の冷暖房を効率よく行うことができるのです。

しかしこの扉は、猫にとっては移動の障害でしかありません。扉のタイプによっては器用に開けられる猫もいますが、多くの場合は、猫が飼い主さんに鳴いたり扉を引っ掻いたりして「開けてくれ!」と頼まなくてはなりません。

この問題を解決するために生まれたのが、猫ドアです。猫ドアとは、その名の通り「猫専用のドア」です。部屋を仕切っている扉の下部に設け、猫が頭で押しながら通り抜け、その後は自然に元に戻るという仕組みです。

猫ドアには大きく3つのタイプがあります。現存している扉に穴を開けて取り付ける「後付けタイプ」、窓のサッシや襖などの引き戸のレールに嵌め込む「パネルタイプ」、猫ドアが組み込まれている扉に丸ごと交換してしまう「ドアタイプ」です。

猫ドアのタイプやメーカー、製品により価格はさまざまですが、もっとも安価なのは後付けタイプで、猫ドアの価格の目安は2,000〜6,000円程度、設置を業者に依頼した場合の工事費用は10,000〜25,000円程度です。DIYに自信がある方なら、工事費用は不要です。

ちなみに、最も高価になるドアタイプの場合は、猫ドアの価格だけで90,000〜160,000円にはなると考えておいた方が良いでしょう。パネルタイプだとドアタイプよりやや安価になりますが、設置場所が限られます。

家の扉に猫ドアを取り付けるメリット

猫ドアから入ってくる猫

1.猫のストレスが減る

どのタイプの猫ドアでも、猫はいつでも自由に別の部屋に移動できるようになります。例えば、リビングで飼い主さんと一緒に過ごしていた猫が洗面所にあるトイレに行きたくなっても、猫は誰にも頼らずに行き来できるため、ストレスが減ることでしょう。

2.飼い主のストレスが減る

猫が家の中を自由に移動できるようになることで、飼い主さんのストレスも減ります。例えば、猫のトイレのたびに映画鑑賞を中断させられたり、夜中に起こされたりしなくなるのです。些細なことですが、毎日繰り返されると大きなストレスになります。

3.冷暖房の効果を損なわせない

猫が自由に移動しても良い範囲では、常に扉を開放している家もあるでしょう。たしかに、その場合は扉の開け閉めに関するストレスはありません。しかし、冷暖房の効果が感じられなかったりかなりの費用になったりすることでしょう。猫ドアを設置すれば、扉を閉めておけるため、冷暖房の効果を損なわせません。

4.扉につけられる傷が減る

ドアを開けて欲しいという合図に猫が扉や扉付近の壁を引っ掻くため、傷がついてしまうというケースがよく見られます。いくら愛猫の爪痕でも、扉や壁に傷がつくのは嬉しいことではありません。特に賃貸の場合はなおさらです。猫ドアを設置して自由に出入りできれば、猫が扉を引っ掻くことも減るでしょう。

5.必要に応じて移動範囲をコントロールできる

愛猫が常に家の中を自由に移動できるのは良いが、留守番の時は行動範囲を制限したいといったケースもあるでしょう。その場合も、ロック付きの猫ドアなら簡単に制限できます。出かける前に、留守中に入って欲しくない部屋への猫ドアをロックし、帰宅後に解除することで、簡単に猫の行動範囲を制限できるため安心です。

猫ドアを設置する際の注意点

DIY作業を興味津々で眺める猫

賃貸の場合は事前の許可が必要

お住まいが賃貸の場合は、必ず事前に大家さんに許可を得ましょう。勝手に手を加えてしまうと、退去する際に現状回復のための費用を請求されることがあります。

愛猫の成長を考慮したサイズを選択する

犬と比べると猫は品種による体格差が少ないですが、それでも猫ドアのサイズが小さすぎると、せっかく設置しても愛猫が使えません。成長期の場合は特に、成猫になった時のサイズを意識した上で、少し余裕のあるサイズを選択しましょう。

取り付け可否の事前確認を行う

後付けタイプの場合、せっかく猫ドアを購入しても、元々の扉の構造によっては設置できない場合があります。扉の厚みや内部の構造が猫ドアの設置に向いているかどうかを、事前にしっかりと確認しましょう。

猫に使い方を教える

せっかく猫ドアを設置したのに、猫が使ってくれなければ意味がありません。猫へのしつけは難しいと諦めている方でも、愛猫が大好きなおやつなどを利用して、猫ドアの使い方を教えてあげましょう。猫が使い方を覚えてくれなければ、せっかくの猫ドアもただの飾り窓になってしまうでしょう。

まとめ

猫ドアから出ていく猫

猫のトイレをリビングルームや寝室には置きたくないという飼い主さんは少なくないでしょう。しかし、リビングルームで一緒に過ごしたり、夜は愛猫と一緒に寝たいという飼い主さんも同じくらいいるはずです。

くつろいでいる最中や夜中に、猫が「トイレに行きたい!」と要求してきたら、扉を開けないわけにはいきません。開けっぱなしにすれば、冷房や暖房の効き目が悪くなります。そんな場合は、猫ドアの設置を検討してみてはいかがでしょうか。愛猫との生活を、もう一段快適にしてくれるかもしれません。

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