猫が『こっそり覗き見』してくる心理4つ 視線を送る理由から飼い主ができる応え方まで

猫が『こっそり覗き見』してくる心理4つ 視線を送る理由から飼い主ができる応え方まで

愛猫がこちらをじっと見ている…。そんな経験をしたことはありますか?この記事では、猫が飼い主さんを見つめる理由と、おすすめの応え方について紹介します。

1.人間の動きを観察している

家具の後ろに隠れる猫

猫が飼い主さんのことをじっと覗き見しているときは、「動きを観察している」のかもしれません。というのも、猫は物陰に隠れながら何かを観察する習性があります。人間の言葉が分からないため、動きを見て情報を集めようとしているのでしょう。

例えば、ご飯の時間が近づくとやたらと視線を送ってくるという猫は少なくありません。これは、飼い主さんがいつご飯を出してくれるか注目しているためです。少しでもご飯を用意する素振りを見せたら、「ニャッ」と鳴きながら駆け寄ってきたりします。

こんなときは、猫の思うがまま観察させてあげるのがベストです。ふと目が合ったときにはゆっくりとまばたきをしてあげてもいいでしょう。まばたきは猫社会では「親愛」の証。猫も、リラックスした気持ちで人間観察を楽しめるはずです。

2.何かに警戒している

椅子の下に隠れる子猫

ときには、ネガティブな感情で見つめている場合もあります。それは、何かに強く警戒しているとき。普段見慣れないものが飼い主さんのそばにあると、気になってじっと見つめてしまうのです。とくに、いつもより遠くから覗き見している場合は、突然の変化に戸惑っている可能性が高いです。

また、飼い主さんに怒られたときにもこのような行動を取ります。何を怒っているのかまで理解していなくても、いつもより攻撃的になっていることは感じるのでしょう。安全な場所に隠れて、飼い主さんの機嫌が戻るのを待っていたりします。

警戒中の猫は、いつもより神経質になっています。無理に話しかけたり抱っこしたりせず、そっと見守ってあげることをおすすめします。また、長期間に渡って警戒している場合は、体に痛みや違和感がある可能性も。同じところを舐め続けたり、排泄に変化がないか、観察してみるといいでしょう。

3.人間に構ってほしい

甘えた目をする猫

猫は「ツンデレ」だと評されることがありますが、実際に甘え下手な猫は多いようです。遊んでほしい、撫でてほしいと思っているときも、遠くからじっと見つめていたりします。無暗に飛び込んでこない慎重さは、猫の魅力のひとつといってもいいかもしれませんね。

このようなときは、ぜひ飼い主さんから誘ってあげてください。自分からはアピールできなくても、飼い主さんに声をかけられれば喜んで近づいてくるものです。おもちゃで遊んだり撫でてあげたり、たっぷりスキンシップを取るといいでしょう。

ただし、遊びの終わりは猫に決めさせるのがベター。いつまでも構い続けていると、徐々に機嫌を損ねてしまうことがあるためです。飽きてきたような素振りを見せたら、無理に構わずそっとその場を離れましょう。

4.狩りの真似事をしている

可愛いハンター

猫には狩猟本能があります。そのため、狩りの一環として、飼い主さんを覗き見していることがあるようです。自然界でいえば、茂みの中から獲物を狙い定める猛獣といったところでしょう。

獲物に飛びつく前の猫は、お尻を上げたり、尻尾をユラユラと振ったりします。飼い主さんが動きを止めると、その隙を狙って大ジャンプを繰り出すことも。もちろん、本当に狩ろうとしているわけではなく、ほとんどの場合は真似事です。

猫らしさが存分に溢れる瞬間ですが、このようなときは大袈裟に反応してはいけません。狩猟本能が刺激され、飼い主さんに攻撃してくることがあります。飛びついて攻撃することが「遊び」と誤認されないよう、一貫して無視をすることをおすすめします。

まとめ

じっと見つめる子猫

猫が覗き見をしてくる理由は、「観察」「警戒」などさまざまです。いずれにしても、猫の本能から来る行動であることに変わりはありません。

一番のポイントは、猫の気持ちを読み取ってあげることです。猫の習性をよく理解し、正しい応え方をしてあげることで、猫との信頼関係を築くことができるでしょう。

スポンサーリンク