1. 待ち合わせは気分次第

人間になった猫は、約束の時間になってもなかなか来ないかもしれません。遅刻の理由を聞いたら「なんとなく家から出たくなかった」「日が当たる窓辺で寝てた」など、まったく悪びれた様子は見られないでしょう。さらに、待ち合わせの場所も自分の居心地のいい場所に変更してほしいと、約束の時間の直前に提案する可能性もあります。
猫は自分が一番過ごしやすい状態を保つことを最優先します。人間になってもそのマイペースさは変わらないかもしれません。
2.そのときにやりたいことをする!

友達から「今から遊びに行こう!」と誘われたとき、人間になった猫はどうするでしょう?もしそのとき、自分がやりたいことがあれば、迷わずそちらを選びます。自分の心の声に正直に行動するはずです。
誰かに合わせて無理をする、ということを猫はしません。甘えたいときに飼い主さんに近づき、ひとりでいたいときは飼い主さんから逃げる、常に自分が主役なのです。
3.食事にこだわりがあるかも

人間になった猫と一緒にレストランに行ったとします。テーブルに料理が運ばれてきた瞬間、人間になった猫は料理のニオイをチェックするでしょう。猫にとって、食べ物はまずニオイで「合格」かどうかを判断します。どんなに見た目が豪華でも、自分の本能が「違う」と感じたニオイであれば、一口も食べずに「いらない」とはっきり断るはずです。さらに、猫は同じ食事に飽きることがあります。お気に入りのメニューでも急に食べなくなることもあるのです。このストレートで気持ちの良いほどの正直さに、私たちはむしろ清々しさを感じるかもしれません。
猫は食事にとてもこだわりがあり、気に入ったキャットフードしか食べない猫や、飽きたものは食べないという猫もいます。これは、猫がそのとき体に必要な栄養を本能的に知っているからだ、とも言われています。
4.秘密を見抜く探偵

人間になった猫は、他の人には気づかれないような小さな情報も、ニオイからすべて読み取ろうとするでしょう。相手の服についたかすかな香水のニオイや、行った場所のわずかな残り香などを嗅ぎ分けて「誰とどこにいたの?」と、秘密を見抜いたように問い詰めてくるかもしれません。
猫は、場所や人など安心できるかどうかをニオイで確認します。自分の周りの環境や、仲間の安全を確かめるために、無意識のうちに嗅覚を使って情報を集める行動をするでしょう。その鋭い感覚に「嘘」がつけなくなるかもしれません。
まとめ

もし猫が人間になったら、その自由奔放で本能的な行動に、驚かされたり、振り回されたりするでしょう。でも、それが猫の魅力ともいえます。愛猫が人間になったときの行動を想像してみると、毎日の猫との生活がもっと楽しくなるかもしれませんね。