1.ゴロゴロと喉を鳴らす

猫は、うれしいとき、甘えたいとき、気持ちがいいときなどポジティブな気持ちのときに「ゴロゴロ」と喉を鳴らすことがあります。
例えば、飼い主さんに撫でられているときや抱っこされているときに喉を鳴らすのは、うれしい、満足しているよ、気持ちいいというサインです。おやつをもらったときやリラックスして寝ているときにも聞かれるでしょう。そのほか、ゴロゴロは猫自身のリラックスにもつながり、ストレスを和らげる効果があると言われています。
猫がうれしくてゴロゴロと喉を鳴らしているときは、やさしく撫でてあげると良いでしょう。
2.しっぽをピーンと立てる

猫はご機嫌なときにしっぽをピーンと立てて近寄ってくることがあります。これは、うれしいときにもよく見られるサインで、飼い主さんに対する親愛の感情をあらわすサインでもあります。
飼い主さんが帰宅したときや遊びに誘ったときに、しっぽを高く立てて近づいてくる場合は、「あなたが好きでうれしい」という気持ちのあらわれです。さらに、しっぽの先をわずかに震わせているときは、とってもご機嫌な証拠。
猫がしっぽをピーンと立てて近寄ってきたときは、遊びやスキンシップのタイミングとして最適です。優しく声をかけて撫でたり、一緒に遊んだりしてあげましょう。
3.ゴロンと仰向けで寝転がる

猫は非常にリラックスしているとき、うれしいと感じているときにゴロンと寝転がってお腹を見せることがあります。飼い主さんの前でゴロンとするのは「あなたのそばなら安全で安心できる」という強いメッセージだと言われています。そのほかには、遊びに誘っている、甘えているときにも見られる行動です。
愛猫があなたの足元にやって来てゴロンと仰向けに寝転んだら、そっと触れたり優しく撫でたりしてあげると良いでしょう。猫はさらにリラックスして、飼い主さんへの信頼感を深めるきっかけになります。
ただし、お腹を触ろうとすると怒られることもあるため注意が必要です。猫の反応をよく観察しながら対応しましょう。
4.スリスリしてくる

猫が飼い主さんの体にスリスリしてくる行動は、喜びや愛情を示す典型的なサインです。頬や頭、体の側面を擦りつけることで、自分のニオイをつけ、安心感を得ると同時に「あなたのことが好き」というメッセージを伝えていると考えられています。猫によってはゴツンと頭突きをしてくることもあります。
スリスリは日常的に見られる行動ですが、意味を理解して適切に応えることで、より愛猫との絆を深めることができます。やさしく撫でてあげましょう。
5.フミフミする

猫が前足で布や飼い主さんの体をフミフミする動作は、子猫時代の母猫との授乳行動に由来しています。リラックスして喜びを感じているときに見られることが多く、飼い主さんに対して安心感や親愛の気持ちを示すサインでもあります。
猫によっては大好物のおやつを見たときや飼い主さんが来たときに嬉しくなってフミフミをすることも。
フミフミをするのは、生活環境に安心している、満足している証拠でもありますから、飼い主さんはそっと見守るのが良いでしょう。
まとめ

猫は一見するとクールですが、実はとっても感情豊かな動物です。嬉しいと感じているときは、ゴロゴロと喉を鳴らす、しっぽをピーンと立てる、仰向けに寝転がる、スリスリ、フミフミするなど全身で「うれしい!」という気持ちをあらわしています。
また、これらの行動はリラックスしている、甘えたいというときにも見られる行動です。ぜひ愛猫の気持ちに応えてあげましょう。お互いに幸福度アップ間違いなしです!