猫が『座る場所』から読み取れる心理4選 飼い主への信頼度がわかる?ケース別の理由も解説

猫が『座る場所』から読み取れる心理4選 飼い主への信頼度がわかる?ケース別の理由も解説

猫がどこに座るかには、そのときの気分や環境だけでなく、飼い主さんとの関係性が色濃く反映されます。例えば、近くにいる、あえて距離を取るなど、猫の座る場所には明確な心理が隠れています。この記事では、座る位置から読み取れる猫の気持ちと飼い主さんに対する信頼度の違いを解説します。

座る場所から読み取る猫の心理4選

パソコンを操作する女性の隣に座る猫

猫は安心できる場所を選んで座りますが、その基準は猫ごとに異なります。また、飼い主さんとの距離感は猫の性格や関係性、信頼度によって変化します。ここでは、座る位置からわかる代表的な心理を4つのパターンに分けて紹介します。

1.飼い主の膝の上

猫が自分から飼い主さんの膝に乗ってくるのは「あなたが大好き!」「あなたといると安心する」という信頼感のあらわれです。また、猫にとって膝の上は温かくて安定しており、さらに大好きな飼い主さんのニオイに包まれる特別な場所でもあります。

飼い主さんの膝の上で過ごすのが大好きな猫の多くは甘えん坊で、いつも飼い主さんと一緒にいたいと思っているようです。飼い主さんを自分の大切な存在として受け入れている証拠でもあります。

2.すぐそば・手が届く場所

手を伸ばせば触れられる距離に座る猫は、飼い主さんのことを信頼し、仲間として認めていると考えられます。

このタイプの猫は「そばにいたいけれども、自分の空間も確保したい」と思っています。そのため、べったり甘えることは少ないかもしれません。その一方で、常に飼い主さんの状況を把握できる距離にいたいと思っており、気づくと隣や足元にいることが多いでしょう。

また「この人の近くにいれば守ってもらえる」という信頼のあらわれとも言われています。

3.少し離れた場所

猫は、あえて少し距離を置いた場所に座ることがあります。これは警戒心からではなく、飼い主さんの存在を感じつつもリラックスしたい気分のときや、静かに過ごしたいと思っているときに見られます。

このような猫は、精神的に自立していることが多く、飼い主さんとの信頼関係もしっかりと築けていることが多いです。安心感や信頼感の裏返しとも言えるかもしれません。特にマイペースな性格の猫ではよく見られます。

猫の気持ちを尊重し、あえて近づかずにそっとしておくのが良いでしょう。

4.姿が見えない離れた場所

飼い主さんの姿が見えない位置に座る猫は、独立心が強く、静かに落ち着いた環境で過ごしたいと思っています。

また、来客の訪問や大きな音がしたことで、驚いたり、不安になったりして、警戒心から離れた場所に座っている可能性も考えられます。とはいえ、信頼がないわけではありません。無理に声をかけたり近づいたりせずに、見守っていればそのうち猫のほうから近寄ってくるでしょう。

ただし、急にこの行動が増えた場合は体調不良やストレスの可能性もあります。気になることがあれば、獣医師に相談しましょう。

座る場所によって信頼度が異なるってホント?

窓辺で座っている猫

猫は自分の居場所をとても大切にする動物で、座る位置は心理状態だけでなく飼い主さんへの信頼度も反映されることがあります。膝の上や手の届く場所に座っているなど距離が近いほど信頼が深いサインです。

ただし、距離を置いて座っているからと言って必ずしも不信感を持っているとは限りません。猫はその日の気分や体調でも座る場所を変えるため、単発の行動では判断するのは危険です。

猫との信頼関係は時間をかけて築くものです。日常的なお世話をし、安心できる環境と適度な距離感を尊重しながら接していくことで、猫は自然と信頼を寄せるようになるでしょう。

まとめ

椅子に座っている猫と男性

猫の座る場所には、そのときの気持ちや飼い主さんとの関係が色濃く反映されます。例えば、膝の上は強い信頼、近くは安心、適度な距離はリラックスなど。また、遠く離れているときは、少し警戒されている可能性が否定できません。

座っている位置から、愛猫の気持ちを汲み取り、適切に対応することが大切です。

また、座っている位置だけでなく、行動を組み合わせて気持ちを読み取ることができれば、さらに信頼度がアップするでしょう。

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