猫にしているかもしれないNGな行動

1.大きな音や声、急な動き
猫は聴覚がとても優れています。人間にはなんでもないような大きな音や、急に出す声は、猫にとって怖いです。叱るときに怒鳴ることもあてはまります。
また、急に立ち上がったり、手を伸ばしたりする素早い動きも「襲われるかも!」と感じさせて、逃げる原因になります。猫のそばでは、静かに、ゆっくりと行動しましょう。話しかけるときは、穏やかな話し方で呼びかけてみてください。
2.無理な抱っこやしつこい触り方
逃げようとしているのに無理やり抱っこしたり、しつこく体を触り続けたりするのはNGです。しっぽをパタパタ振る、耳を後ろに倒すなど、猫が「もうやめてほしい」と思っているサインを見逃さないようにしましょう。
なでる場所は、猫が気持ちいいと感じやすい背中から始めてみるのがおすすめです。
3.ジッと見つめる
人間は愛情を込めて相手の目を見つめますが、猫の世界では目をじっと見つめる行為は「ケンカを売っている」「威嚇」のサインになりやすいです。
特に猫との関係がまだ築けていない状態だと、猫は自分を狙っていると勘違いして、警戒心を強めてしまいます。猫と目が合ったら、すぐに目をそらして、まばたきをゆっくりしてみてください。
これは「あなたに敵意はないよ」という、猫同士のあいさつになります。
4.強い香りがする
猫は嗅覚もとても優れています。人間がいい香りだと思う香水やアロマ、芳香剤、タバコのにおいなどは、猫にとっては刺激が強すぎる場合があります。
特に、手を洗ったときのハンドソープの強い香りが手に残っていると、触られるのを嫌がることがあります。猫がいる部屋では、強い香りがするものの使用を控えるように心がけてください。ハンドソープはいつもより念入りにすすぐことで香りを弱められます。
猫と仲良くなるための正しい接し方

猫に逃げられなくなるためには「猫の気持ちを尊重すること」が一番大切です。
休んでいるときはそっとしておく
猫が休んでいるときは、無理に触ったり追いかけたりせず、そっとしておきましょう。その場所は猫にとっては安全地帯である大切な場所な場合が多いです。猫がそこにいる間は、手を出したり無理に連れ出したりせず、見守ることが大切です。
静かに、やさしく
落ち着いた態度で接すると、猫にとって安心できる存在であると認めてもらいやすくなります。無理に近づかず、穏やかにやさしく声をかけてあげましょう。話しかけることでも、猫との距離を縮められます。
猫が近づいてきたらかまってあげる
猫の方から近づいてきたら、なでたり、猫じゃらしなどおもちゃで遊んだりしましょう。猫の顔の前に人差し指を出すと、猫も鼻を近づけてあいさつしたり、ニオイチェックをしてきます。その後、背中や頭をやさしくなでてあげましょう。
おもちゃで遊ぶときは、おもちゃを獲物のように緩急をつけて動かすことで、猫の狩猟本能を刺激し、最後におもちゃを捕まえさせてあげることで猫が満足できます。
まとめ

人間にとって大したことがない行動でも、猫にはとても嫌なことである場合があります。猫がどのような生き物なのか理解を深めるとより仲良くなれるはずです。まずは、猫が安心できるように接してみましょう。