猫の耳が『イカ耳』になったときの心理4つ イライラしているの?適切な接し方も解説

猫の耳が『イカ耳』になったときの心理4つ イライラしているの?適切な接し方も解説

耳を後ろに倒したシルエットがイカに見えることから『イカ耳』と呼ばれる猫の仕草。これはイライラのサイン?他にも理由がある?4つの心理と適切な接し方を徹底解説いたします!!

『イカ耳』が表す4つの心理

イカ耳の猫

今や"不機嫌の象徴"として有名になったイカ耳。猫がイカ耳になったらとりあえず距離を取ろうと紹介されていることも多いですが、本当にイライラしているだけなのでしょうか?

今回は、意外と知らない『イカ耳』の奥深い心理を4つ紹介いたします。あわせて、それぞれのシチュエーションに適した接し方も解説いたします。

1.イライラしている

ムスッとしている猫

例えば欲求や要望が上手く伝わらないとき、同居動物の行動にイラッとしているとき、猫は思わずイカ耳になります。これは、イライラして気が立っている状態です。

あわせて表情(目つき)にも注目してみてください。睨みをきかせた表情になっていませんか?このとき猫は、『何だよもう』『頼むからトイレ掃除してくれよ』『相棒がしつこくてイライラするんだよ』などと思っています。

このように、イカ耳がイライラのサインであるのは確かです。何に対して腹を立てているのかを探り、その原因を除去してあげてください。

時に飼い主さんがしつこく構いすぎてもイカ耳になります。遊びやスキンシップの最中にこの仕草が見られたら中断し、構うことをやめてあげましょう。

2.怯えや恐怖、驚愕など

警戒中の猫

全身の毛が逆立ち、身を低くしながらイカ耳になっている猫は、怯えや恐怖を感じているサインです。

また、突発的な物音が苦手な猫も多いので、本気で驚いた場合もイカ耳になります。まずはきっかけとなった出来事を思い返してみてください。

地震や雷など、猫が苦手とする自然現象は起きませんでしたか?飼い主さんが物を床に落としたり、くしゃみをするなどの物音を発しませんでしたか?インターホンは鳴りませんでしたか?

この場合のイカ耳に対しては、『もう大丈夫だよ』『ビックリさせてごめんね』などと優しく声をかけ、そっと見守るようにします。

安易に近づくとより一層興奮させてしまうので、直接抱きしめたり、目を直視するのは控えてください。多くの場合は極めて一時的なものなので、緊張がほぐれ次第落ち着きを取り戻します。

3.集中している

集中する猫

ここからは、広く知れ渡った意味合いとは少し異なるイカ耳の心理を紹介していきます。

猫の耳はイカ耳の状態にすることで、より多くの音を集めやすくなるのだそう。ふとした瞬間にイカ耳になっているときは、意識を高めていると思ってください。例えるならば、人間が集中する際に目を閉じるような感覚です。

おそらく興味深い音が身近にあるのでしょう。それは室内だけに留まりません。猫の聴覚は人間の約4倍も優れているので、外の音もキャッチすることができます。

猫が感覚を研ぎ澄ませている際は、その集中が途切れてしまわないように、静かにそっと見守ってあげてください。声をかけることも控えておきましょう。

4.リラックスしている

イカ耳でリラックス

うっとりとした表情とともに現れるイカ耳はリラックスのサインです。これは意外に思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

撫でている最中であれば、表情が穏やかなうちは撫で続けて大丈夫です。抱っこの最中であれば、ゴロゴロ喉を鳴らしてくれているかもしれませんね。これは最高に心地よいと思っている証です。

このように、ポジティブな意味合いのイカ耳もあるので、愛猫の表情にも注目してみてください。くれぐれも、しつこくならないように気をつけてくださいね。

眉間に皺を寄せたような表情に変わったら、『もうやめて』の合図だと察してあげてください。

まとめ

イカ耳で見つめる猫

今回は、イカ耳から読み取れる心理を4つ紹介いたしました。これまで機嫌が悪く気が立っているサインだと思っていた方も多いでしょう。

もちろんそれも、間違いではありません。明らかにイライラしているときはそっとしておくのがベターです。下手に刺激することはせず、遠目から見守りましょう。

何かに集中していそうなときも同様に、極力邪魔をしないであげてくださいね。積極的に触れ合えるのは、リラックス中のイカ耳の場合のみです。

いかがでしたか?皆様の知らない心理はありましたか?イカ耳自体は身近な仕草ですが、その意味合いを掘り下げてみると奥が深いものでした。

実際に猫と暮らしている方は、愛猫のイカ耳を今一度よく観察してみると面白い発見があるかもしれません。

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