猫のイタズラから『クリスマスツリー』を守る方法5選 壊されないために取るべき対策とは?

猫のイタズラから『クリスマスツリー』を守る方法5選 壊されないために取るべき対策とは?

クリスマスツリーとは猫にとって「好奇心の宝庫」。いたずらをする猫も多く、オーナメントを外されたり、ツリーを倒されたり、破壊されたり……。ここでは猫からクリスマスツリーを守る方法を5つご紹介します。

1.コーナーに寄せる

暖炉のある部屋とツリーと猫

クリスマスツリーの設置場所をコーナーに寄せるだけでも、転倒リスクはグッと下がります。これは、壁に面している方が倒れにくく、猫が登るルートも少なくできるからです。

もし、クリスマスツリーを壁面から離れた部屋の中央に設置した場合、猫は360度どこからでもツリーにアプローチできてしまいます。

しかし、部屋の角(コーナー)に寄せるだけで、背面の270度は壁でふさがれるということ。したがって、理論的に猫が近づけるのは正面側の90度だけということになるのです。

猫の侵入経路を大幅に制限できるので、ツリーを猫から守るなら、できるだけコーナーがよいでしょう。

2.固定する

イルミネーションに絡まる猫

自宅の壁や柱にネジを打ち込むのに抵抗がなければ、ツリーを固定する方法も転倒防止に効果的です。

ワイヤーロープやワイヤークリップ、アンカーなどを使って、ツリーを壁や天井に引っ張り、ワイヤーロープを金具で壁に固定すれば、かなり安全性が上がるでしょう。

「固定する」とは少し違いますが、中にはクリスマスツリーを天井から吊るす人もいます。

3.パーティション

ガラス越しにもみの木を見る猫

クリスマスツリーを隠す方法もあります。これは、部屋のコーナーや壁面に配置したクリスマスツリーの前に、パーティションを置いて「見えないようにする」という視覚的なアプローチ。もちろん猫が侵入したくても入れないので安心です。

最近では、猫の脱走防止パーティションの種類も豊富なので、インテリアになじむものや、アクリルタイプで「ツリー」の存在を見せることができる商品もあるはずですよ。

4.囲む

ツリーに近づきたくても近づけない猫

猫がクリスマスツリーに近づけないように「網で囲む」方法もあります。たとえば、小さいお子さんがいると「ベビーサークル」があるご家庭もあります。また主に犬用に使うようなペットサークルでもオッケーです。

もし、ベビーサークルもしくはペットサークルがあるようでしたら、その中にクリスマスツリーを設置するだけ。ただし、柵の高さや隙間のサイズによっては、猫さんが侵入できてしまうこともありますので、その場合は、自宅にあるものでアレンジして侵入経路を断つようにしましょう。ちょうどよい家具がない場合は、100均で購入できるワイヤーネットを使う方法もあります。

5.猫の嫌がるものを置く

ツリーに背を向ける猫

そもそも猫がクリスマスツリーを避けるように仕向けることも、考え方として正解です。

猫の苦手なアルミホイルをツリーを囲むように巻いたり、防犯や猫除けのために庭に置く「トゲトゲマット」を、ツリーの周りに配置する方法もあります。ただし、そもそもやわらかめのプラスチックでできていることが多いので、猫さんの中には「トゲトゲマット」の上に平気で乗る子もいます。猫が「トゲトゲマット」に慣れ、攻略されるまでなら、ツリーに近づくことはないでしょう。

なお、猫が嫌いな香りを置くというアイディアもあるかもしれませんが、猫の嗅覚はすぐれているので、猫にはストレスです。アロマや芳香剤など、猫が苦手とする香りの中には、猫が体調不良になるリスクのあるものもあるので、注意してください。

まとめ

ツリーを倒してしまった猫

せっかくのクリスマスなので、ツリーを飾ってイベントを楽しみたいという人も多いはずですが、猫さんにとってツリーとは、動くもの(揺れるオーナメント)、昇れる(高さのある)など、狩猟本能をくすぐるようなアイテムです。

上記のような工夫でツリーを守ることも大切ですが、まず「ツリーの周り=遊び場ではない」ことを教えるのもポイント。そばにおもちゃやキャットタワーを置かないようにしましょう。

また猫の生活スペースであるリビングには飾らず、玄関や寝室に飾るなど「なるべく分ける」のもおすすめです。

なお、どうしても心配なら、壁に掛ける「壁面ツリー」や、貼り付けるツリー(ウォールステッカー)、タペストリーなどを、猫がジャンプしても届かない位置に飾るという方法もありますよ。

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