テレビドラマ猫のZeplyn

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メインクーンの茶トラ猫Zeplynは、ニュージーランドで制作された探偵ドラマ「My Life Is Murder」シリーズに出演し、知名度を上げました。
もともとオーストラリアで作られていたドラマでしたが、2021年に舞台がニュージーランドに移ったため、主人公の相棒をつとめる「役者猫」が必要になったのです。そこで猫を集めてオーディションが行われました。
Zeplynはこのオーディション中にプロデューサーの机の下にうんちをしてしまい、あやうくチャンスを逃すところでした。しかし幸運なことに、現場で動物訓練を担当するRosie Milesさんがこの猫の才能を見抜いてくれました。
Zeplynはそれ以前にもテレビのCMやドラマの端役として芸能活動を続けており、学習意欲が旺盛で、スターになる素質をじゅうぶんに備えていたのです。
Zeplynは飼い主のLeda Taylorさん、 Camille Courtoisさんと暮らしており、ほかに3匹の猫と6匹の犬も同居しています。このうち1匹を除いてすべてが芸能界で働いているというのですから、まさに「芸能一家」ですね。
占い師猫のShiloh

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黒猫は魔術や魔法と結び付けられることで有名です。ギズボーン郊外にある「Black Cat Cauldron」店主のMarita Chisholmさんは、愛猫の黒猫Shilohとともに手相やタロットによる占いを行っています。
ShilohはMaritaさんの横に座って、顧客に精神的なサポートを提供します。もしこの直観力豊かな猫があなたの膝にのってきたら、それは幸運のサインです。お客さんたちもこの猫をたいへん気に入っており、多くの好意的なレビューが数多く寄せられています。
Shilohは昔から自分の考えをはっきり持った特別な猫でした。ステレオから流れてくるニール・ダイアモンドの曲「Shiloh」を聴いたとき、コーラスにあわせて鳴き声を上げたことがきっかけで、この名前がついたといいます。
MaritaさんとパートナーのIvanさんのほか、家族は4匹の犬と多くのニワトリたち、魚、カメという大家族。この環境が、Shilohの占い師としての活躍の源なのかもしれませんね。
インフルエンサー猫のMittens

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スターダムにのし上がるために生まれてきた猫もいます。茶トラ猫のMittensもそうした1匹です。
2017年、この猫は首都ウェリントンの都心部を歩き回って、さまざまな施設や住宅、企業を訪ね、行く先々で人々にささやかな喜びを振りまくようになりました。地元の人々はこの猫の訪問を心待ちにするようになったのです。
そしてコロナ禍によるロックダウンが始まると、この猫とのセルフィー写真がソーシャルメディアにひんぱんに登場するようになりました。
2020年5月にMittensは最高の栄誉を授与されました。当時の市長は式典でこの猫に「市の鍵」を授与し、その活躍を讃えました。
過去には、映画監督のピーター・ジャクソン卿やクリケット選手のブレンドン・マッカラムなどがこの栄誉を受けています。それだけではありません、同年には権威ある「今年最高のニュージーランド人」賞にノミネートされて、世界中で話題になりました。
残念ながら僅差で受賞はなりませんでしたが、Mittensが人々にもたらした喜びの大きさがわかる出来事でした。
その後、Mittensは自身の冒険を綴った著書を出版し、Facebookでも7万人近くのフォロワーを獲得しました。
現在は飼い主とともにオークランド郊外へと引っ越し、半引退生活を送っています。それでもときどき地元の公園を散歩する元気な姿を見せてくれて、住民たちは大喜びしているそうです。
出典:Meet New Zealand’s most famous cats: Fiddy, Zeplyn, Shiloh, Mittens & Traeger