1.「ごはん」

猫の鳴き声が「ごはーん」と聞こえるというのは猫飼いさんあるあるではないでしょうか。それだけ「ごはーん」と鳴く猫は多いのですね。ごはんの時間が近い時や、お腹がすいている時に「ごはーん」と鳴かれると、びっくりです。
猫は、短く聞き取りやすい言葉なら覚えて理解することができるといいます。「ごはん」という言葉は比較的覚えやすいようです。飼い主さんが「ごはん」と言うのを聞いて覚え、真似をしているのかも知れません。また「ごはん」と鳴けば、ごはんがもらえると学習している可能性もあります。
2.「ママ」

女性なら、猫に「ママー」と呼ばれたことがあるかも知れませんね。飼い主さんを呼ぶ時にこの鳴き方をする猫は多いようですよ。ただ単に猫が要求があって鳴く時の声が「ママ」に似ているのでそう聞こえるだけかも知れませんが…。
それでも、飼い主さんが家族から「ママ」と呼ばれていたり、自分自身で「ママ、行ってくるね」「ママ、来たよ」などと猫に話しかけていると、その単語を飼い主さんと結びつけて覚えることもあるようです。ちゃんと意味がわかって呼びかけているのかも知れませんね。
3.「うまうま」

ごはんを食べながら「うにゃうにゃ」と鳴く猫がいます。それがまるで「うまうま」と言っているように聞こえることがあるのです。おいしくて思わず声が出てしまうのでしょう。そんなに喜んでもらえるなんて、何だか嬉しいですね。
ごはんを食べながら声が出てしまうのは、子猫が多いそうですが、子猫気分が抜けない成猫も鳴くようです。
ただし、他に猫やペットがいる場合、自分のごはんを取られたくなくて鳴いている可能性もあります。そんな時はうかつに手を出すと怒られてしまうので気をつけましょう。
4.「おはよう」

朝起きて猫に「おはよう」と挨拶すると「おはよう」と答えてくれることが、あるとかないとか…。でも、返事を返してくれる猫は多いですよね。飼い主さんが起きたのがわかると挨拶に来てくれる猫もいます。その時の鳴き方が「おはよう」と聞こえることもあるようです。
猫は意外と賢く、人間の子どもの2~3歳ほどの知能があるといいます。人間の言葉も、優れた聴覚で「音」として判断し、それを発する人の声のトーンやニュアンスと合わせて理解しているのだそうです。
それでも話すことができないのは、人間と比べて舌が薄く、筋肉も発達していないからなのだとか。うまくしゃべることができないだけで、本当は人間の言葉を話そうとしているのかも知れませんね。
まとめ

猫が本当に人間の言葉を話しているのかどうかは定かではありませんが、人間の言葉を覚えることができるのは事実です。
その鳴き方をした時に飼い主さんが喜んでくれたことを学習し、そのように鳴けば喜んでもらえるとわかっている可能性もあります。飼い主さんの反応が嬉しくて、人間の言葉のように鳴くことを覚えたということです。
猫と会話ができるなんて、夢のようですね。優しい言葉で、たくさん話しかけてあげましょう。