生活の基本を支えるアイテム6選

1.食器
ごはんや水入れに使う「食器」は必須です。
プラスチック製やステンレス製などもありますが、雑菌が繁殖しにくく舌触りのよい陶器が、一般的に推奨されています。
時間がない場合は、人間用のお皿でも大丈夫ですが、食事台やお皿の大きさなど、猫に優しい配慮をしましょう。
2.キャリーバッグ
「キャリーバッグ」も、猫を迎える当日になくてはならないアイテムです。
お迎えのときだけでなく、後々の通院時にも必要になります。
お手入れのしやすさや耐久性を考えると、プラスチックのハードキャリーが便利です。
透明で猫の様子が確認しやすく、嘔吐や排泄物で汚れても掃除しやすいメリットがあります。
上から開けるタイプであれば、診察や処置の際もそのまま使えてスムーズです。
3.寝床
安心して休める「寝床」も揃えておきたいアイテム。
段ボールやカゴでも十分で、猫が心地よく使える場所を提供してあげることが大切です。
迎え入れる前に使っていた猫専用の毛布やおもちゃを寝床のなかに入れてあげると、自分のニオイがして安心できます。
設置場所は、部屋の隅やタンスの上など、猫が落ち着ける場所を選びましょう。
4.トイレ
猫の健康に「トイレ」は欠かせません。
早めにトイレの場所を覚えてもらえるよう、お迎え直後からトレーニングを進めていきましょう。
トイレには、固まる砂のトイレとスノコ式のシステムトイレがあります。
スノコ式だと採尿がしやすいメリットもありますが、砂の感触が本物に近いのは「固まる砂」と言われています。
匂い漏れが防止できるゴミ箱も近くに用意すると、お掃除もラクになります。
5.ケージ
「ケージ」は必ずしも必需品ではないという意見もありますが、あると大変便利です。
猫が新しい生活に少しずつ慣れるため、個室感覚で使用できます。
特に、既に先住猫がいる場合は、いきなり直接対面するのはストレスになることも多く、まずはケージ越しで対面させるのがおすすめです。
生活に慣れた後も、お留守番や調理時の退避場所として活用する人もいるようです。
6.お手入れ用品(爪切り・ブラシ)
「爪切り」や「ブラッシング」は、早いうちから慣れさせた方が受け入れてもらいやすくなります。
爪切りには、ハサミ型とギロチン型がありますが、初心者には刃の向きを意識せず扱いやすいハサミ型がよいでしょう。
ブラシは、抜け毛が多くなる換毛期に最も活躍します。
ラバーブラシは短毛種向き、スリッカーブラシは長毛種向きとされているので、よく検討しましょう。
習性を尊重するアイテム3選

7.おもちゃ
猫の運動管理やコミュニケーションのために、毎日「おもちゃ」で遊ぶ時間をつくってあげましょう。
先が取れたりほつれたりした場合は、誤食の原因となるため使用を避け、買い替えることが大切です。
おもちゃは遊んだら、その都度後片付けを。
これは誤食を防ぐだけではなく、遊びの食いつき継続にもつながります。
8.爪とぎ器
猫は爪とぎをする習性があります。
壁や家具など、ボロボロにされては困る場所で爪とぎされる前に、専用の「爪とぎ器」を用意してあげると安心です。
素材は、段ボール、麻、木製などから選べます。
比較的安価なのは段ボールですが、爪とぎのカス掃除が大変というデメリットもあるため、強化段ボールがおすすめです。
猫が爪とぎをする姿勢をチェックし、横置き・縦置きなども工夫しましょう。
9.キャットタワー
上下運動ができる場所として、可能であれば「キャットタワー」も揃えたいアイテムです。
スペースが限られる場合は、飾り棚やタンスなどの家具を活用することを検討しましょう。
筆者は2匹の愛猫用に麻製のポール付きキャットタワーを設置していますが、爪とぎと上下運動が一石二鳥で済むため便利です。
高い場所から見下ろせる安心感も、猫にとってはたまらないはずです。
まとめ

猫のお迎えアイテムは、猫の生活を支え、習性を尊重する大切な役割があります。
飼い主さんの好みだけで選ぶのではなく、機能性を重視し、猫が快適に使えるかどうかを意識することがポイントです。
置き場所や置き方でも使い勝手は変わるため、1つひとつ試し、猫の反応を伺ってみてください。
あなたと猫との新しい生活が、安心で快適なものになりますように。