草むらで鳴いていた子猫をミルクでおびき出し救助!

草むらで鳴いていた子猫をミルクでおびき出し救助!

近所で保護した仔猫、保護した後の責任は取れるのか。そんな不安もありましたが今では保護してよかったと思っています。

草むらから聞こえる子猫の声

すっかり活気戻った仔猫くん

外から聞こえてくるかすかな猫の鳴き声に..

普段なら気にならなかったかも知れないのですが季節柄、開けていた窓から聞こえるか細い猫の鳴き声に気づきました。

それは就寝前の夜11時。鳴き声のする方へ近づきますが3mはあろうか木々の覆い茂った草むらの中で居場所がつかめず。夜のため保護するのか困難だと初日はここで断念しました。

翌朝も聴こえてくる鳴き声に保護するべきかの決断を自問自答

夕方から未明にかけて降った雨が朝からカラっと晴れましたが、蒸し暑さで息苦しいほど。洗濯ものを干していると昨日と変わらず鳴き声が。

この天気で鳴き続けていたら体力も相当奪われてしまうし、このまま見過ごすのはいたたまれない!そんな思いから仔猫を保護しようと決心したのです。

無事に猫を保護!

日中も姿が見えなかったものの、ミルクを草むらから外れた側溝の脇にセット。夕方見にいくとほぼ空っぽの状態。またミルクをつぎ足し、数時間後見に行くとちょうどミルク飲んでいる姿が!

そこで無事保護に至りました。なんとなんと手のひらにすっぽり収まる本当の仔猫ちゃん!

お口に傷が!

家の中に連れてくると、口の上に傷が!まだ赤みを帯びていてジュクジュク化膿していました。相当長いこと草むらの中から動けなかったのでしょう。すすいでもすすいでも茶色く濁ったお湯が体から止まりません。口の傷も木の枝が刺さってしまったのか、それはそれは痛々しい姿でした。

保護直後の様子

しかしシャワー中は興奮する様子も、暴れることもなくて安心しました。実際触れてみて、コミュニケーションを図ることでその子の気質がどのようなものか、今回シャンプーを通じて少し分かったような感じがしています。

野良猫を初めて家の中に迎え入れた時に気を付けること

ケガもしており屋外という環境下にいたため、何か菌やウイルスに感染している可能性も考えて先住犬との接触は禁止、夜間だったため翌朝を待って動物病院に連れていくまではゲージの中で隔離としました。

そしてできるだけ身体を休められるようにタオルを多めに敷き詰めて保温と柔らかな寝床になるようにしてあげました。

外にいるのを見過ごさずに放置しないで良かった

エゴかも知れませんが、外から聞こえる鳴き声に気になりながらも見過ごし、もし目の前の道路で跳ねられてしまった姿を見てしまったら..
そんな姿が初対面になる前に保護して良かったと心底思います。

エサも与えた分は残さず食べてくれて、病院でもおおむね健康状態は良好とのことでノミ・ダニ駆除のお薬を背中につけてもらいました。

診察中も大人しく、「愛嬌があってこれならすぐ里親もみつかるだろうね」と先生からの太鼓判までいただきました。何より救うべき命、これから生きていくべき命に出会えて良かったと強く感じています。

愛猫の現在の様子

少しづつ慣れてきたのか、一番の変化は鳴くことがほとんどなくなりました。時々ゲージの中からジーっとこちらを見つめているのでそんな時はゲージから出してあげます。

まだおぼつかない足取りで辺りを歩く姿は可愛くて仕方がありません。足元にすり寄ってきたり、喉を鳴らしながらお腹をみせてくれたりする仕草は心を許してくれているようにも感じます。

何より一番感動したのが、トイレをした後の砂をかける仕草。小さな前足をいっぱいに広げて砂を排泄物にかける姿は、猫の本能と言えども賢い!と感心させられてしまいました。

必死になって砂をかけている姿はもうメロメロになってしまいますよ!保護したことで猫の生態を初めてじっくり見ることができてそれまでの猫は冷たい、というイメージも払拭できてこの子には感謝の気持ちでいっぱいです。

先住犬とも溶け込んでいる様子

まとめ

迷い猫、捨て猫、野良猫..いろんな経緯であっても保護を必要とする猫が多数いる中で、保護猫を飼おうと決心された方は温かい動物愛護の気持ちがおありであると思います。

しかしそれでもまだまだ圧倒的に、里親になってくれる方の数が追い付かない状況です。

現に動物病院にも里親募集の張り紙がいくつか貼り出されていました。少しでも縁を感じるような保護猫に出会った時、それはその先確かな絆になるのではないかと信じています。

事実、お世話をするのは人間ですが保護猫から学ぶことが沢山あるという考え方も多いにできると思うのです。どうかどうか、これから保護猫を引き取ろうと考えて下さっている方には、世話する人間と飼い猫という縦の考え方ではなく共存していくんだという横の関係、という認識で迎え入れてほしいと切に願っております。

投稿者

女性 匿名

母猫は毎日自分の食べ物を探しに行かないと母乳が出なくなるから、母猫が離れている間に子猫が鳴いているのは普通。
それなのに勝手な判断で連れ去るのは可哀想だと思います。
投稿者

40代 女性 もなか

子猫を保護して来て20年になりますが、大抵の子猫は親が帰って来る間に鳴いて自分の居場所を敵に教えることはありません。例えば、段ボールなど子猫を箱に入れておいたら、子猫同士はじっと集まって身を潜めていて、段ボールにコツンと母親(この場合ワタシ)の気配を感じたらその時に ピャーッと鳴いて自分達の存在を知らせます。1人でピャーピャー鳴くのは母親が居なくて自分の身に危険が迫っていたからだと思われます。だから、この場合保護して良かったのではないでしょうか。

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