猫がちょいちょいと『前足で触れてくる』のはなぜ?考えられる4つの理由

猫がちょいちょいと『前足で触れてくる』のはなぜ?考えられる4つの理由

愛猫に、前足で「ちょんちょん」と触られたことはありませんか?この行動にはどんな意味があるのか、詳しく解説します。

1.ごはんが欲しいとき

ご飯をおねだりする猫

猫は言葉を話せないため、さまざまなボディランゲージを使ってアピールをしようとします。中でも、食事は命を繋ぐのに欠かせません。前足をチョンチョンとタッチすることで、飼い主さんに空腹を訴えることがあります。

ニャーニャーと大きな鳴き声を出しても通じなかった場合、体に触れて伝えようとするのでしょう。飼い主さんが寝ている場合は、触れることで起こそうとしているのかもしれません。早朝に猫がニャーニャー鳴きながら触れてくるなら、「お腹空いた~」と伝えている可能性が高いでしょう。

空腹の猫は、普段以上に自己主張が強くなることがほとんどです。前足でチョンチョン触っても食事が出てこない場合、さらに大きな声で鳴いたり、家中を走り回ったりすることも。伝わらないことがストレスになるケースもあるので、なるべく早めに気が付いてあげられるといいですね。

2.かまってほしいとき

カップルに甘える猫

お腹いっぱいのはずなのに前足でチョンチョンと触ってくるなら、「かまってほしい」の合図かもしれません。飼い主さんが作業をしていたり、テレビに夢中になっていたりすると、前足で触って注目を浴びようとする場合があります。しばらく飼い主さんとのコミュニケーションが取れていないと、その訴えは切実になります。

猫は単独で狩りをする動物なので、孤独に強いと思われがち。しかし実際には、人間とのスキンシップを望んでいることがあるのです。あまりにもひとりの時間が長いと、猫もなんとかして存在をアピールしようとします。

甘えん坊の猫であれば、飼い主さんが視界に入ったのでなんとなく絡んでみた…ということもあるでしょう。いずれにしても、飼い主さんになんらかのリアクションをしてほしい気持ちのはず。撫でたり声をかけたりして、気にかけていることを伝えてあげてください。

3.遊んでほしいとき

ネズミのぬいぐるみと猫の手

お気に入りのおもちゃを飼い主さんの前に持ってきて、前足をチョンチョンしてくることもあります。これは、言わずもがな「一緒に遊ぼう」の合図です。お誘いの挨拶と言っていいかもしれませんね。

遊びたい気持ちになっている猫は、少々テンションが高めです。そのため、お誘いを無視していると、徐々にヒートアップして猫パンチしてくることもあります。猫同士の遊びの中でも、相手をチョンチョンして煽るような姿が見られることがあります。

猫は気まぐれなので、いつでも遊びたいとは限りません。つまり、お誘いされたときはコミュニケーションを取る絶好のチャンスです。おもちゃを投げてみたり、不規則に動かしたりして、上手にお相手をしてあげるのがおすすめです。

4.甘えたいとき

遊びたい猫

飼い主さんの目をじっと見つめながら、前足をチョンチョン…。こんな仕草は、愛情の証かもしれません。目を合わせるという行為自体が、猫にとっては信頼の現れです。なんとなく甘えたい気持ちになっている可能性が高いでしょう。

中には、遠慮がちに触ってくる猫もいるようです。仰向けになったりスリスリしたり積極的に甘えることが出来ず、控えめな態度で甘えているのかもしれません。普段、あまり甘えてこないタイプの猫は、こんな仕草を見せたときにスキンシップを取ってみるのがおすすめです。

基本的には撫でられることも許容している状態なので、優しく撫でてみてあげてもいいでしょう。猫からの愛情表現にきちんと返事してあげることで、絆もさらに強くなるはずです。

まとめ

ハイタッチする猫

猫から前足チョンチョンされると、可愛くてたまらなくなってしまうもの。しかし、ただ可愛いだけではなく、そこにはちゃんとした意味が含まれているものです。その気持ちを汲み取って、愛猫との信頼関係を育んでみてくださいね。

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