1.神話や伝説が多い

日本だけでなく海外でも、猫にまつわる言い伝えなどが多く存在します。日本では「化け猫」「猫又」といった伝説が有名です。
古代エジプトでは、猫に神聖なエネルギーが満ちていると考えられ、女神「バステト」は猫の姿で描かれ、家を守る神として信仰されていました。中世ヨーロッパでは、黒猫は魔女の仲間とされていました。
「幸運の猫」や「縁起物」として愛されることもあります。神秘的な雰囲気もあり、人間には見えないものを猫が見ていてもおかしくないと感じるのかもしれません。
2.視覚が優れている

猫の視力は0.1~0.2程度ですが、動くものを見る動体視力と、暗い場所でものを見る暗所視力が優れています。動体視力が優れているので、人間がすぐに見つけることができない動いている小さな虫も、猫はすぐに見つけることができます。
暗い場所でもわずかな光があれば、目の中にあるタペタムという反射板によって周囲を認識が可能です。人間には見えないものを猫の目は感じ取り、目で追うことができるので、幽霊を感じ取っているように見えるのでしょう。
筆者の愛猫も、時々壁や床など一点を見つめているときがあり、見ている場所に近づいてみると小さな虫がいることが多いです。しかし、何もないはずなのに一点を見続け「ニャーニャー」と鳴きだすこともありました。
3.聴覚が優れている

猫の聴覚は人間よりもはるかに優れていて、犬よりも優れています。猫が獲物とするネズミが発する超音波も聞き取れます。さらに、猫は耳を動かして音がする方向を探す能力も持っています。
耳は180度近く動かすことができ、左右で別の動きをすることも可能なのです。猫が前を向いているのに、耳だけを横や後ろに向けている場合、小動物の動く音や鳴き声などを感じ取っている可能性があります。
しかし、人間には聞き取れない音の場合もあり、猫が耳だけを音がする方向に向けているため「直視できない何か」「幽霊」を感じているように見えてしまうのです。我が家も、猫たちが全員で耳を澄まして音を聞いている仕草をすることがあるのですが、自分だけが分からず怖いと思うときがあります。
まとめ

猫は動体視力や暗所視力、聴力などが優れているので、人間が感じ取れないことも敏感に察知します。猫が幽霊を見ているかどうか確かめる方法はありませんが、鋭い感覚を持つ猫が何かを感じ取っている可能性はあります。
古代エジプトの女神バステトのように、霊的な存在から家族を守ろうとしているのかもしれないと思うと、猫が頼もしく感じられますね。