猫に叱られる飼い主の行動13
猫に叱られてしまう飼い主さんの行動には、どのようなものがあるのでしょうか?
- しつこく触る
- 痛みを感じさせる
- 大きな音を立てる
- 縄張りへの侵入者
- 環境の変化
- 体調が悪い
- 食事中の邪魔
- バカにする
- 水に濡れさせる
- 変なニオイ
- お気に入りを取る
- ヤキモチを妬かせる
- 出産後の母猫に近づく
1.しつこく触る
猫は、体の至る所が敏感な動物です。特に、お腹や尻尾、足先などは、触られると嫌がることが多いです。それ以外の箇所でも、猫が触られたくない気分にも関わらずしつこく触っていると、叱られるでしょう。
尚猫は、自分から撫でてアピールをしたのに、撫でられる事に満足すると叱る、というマイペースな動物ですので、猫の様子には十分注意して、触るようにしてください。
2.痛みを感じさせる
故意ではなくても、尻尾を踏む、ドアに挟むなどして痛みを感じさせると、「シャー!」と叱られる事があります。怪我をさせてしまわないように、気をつけてください。ただ猫は、いつの間にか足元にいることがあり、気がつかずに踏んだり蹴ったりしてしまうことも。もしかしたら猫が側にいるかもしれない、と思い、慎重に行動すると良いでしょう。
3.大きな音を立てる
猫は、ふいに響き渡る、大きな音が苦手です。拍手やくしゃみ、鍋を落とすなどの大きな音にびっくりして怒る猫もいます。猫のストレスにならない為にも、なるべく大きな音は立てないように注意しましょう。ですが、人と暮らすうちにある程度、大きな音に慣れる場合もありますし、掃除機をかけるなどはどうしても仕方のない事ですので、必要以上に神経質になる事はないでしょう。できる限り、大きな音を立てないように、心がけてあげてください。
4.縄張りへの侵入者
猫は、家の中にも縄張りがあります。飼い主さんにとっては、どこまでが縄張りなのか良く分からない場合が多いですが、例えば新入り猫など、縄張りへの侵入者を威嚇するのは普通の行動です。新入り猫や他の動物と一緒に飼う場合、焦らずに時間をかけてゆっくり、慣らしていってあげましょう。
5.環境の変化
引っ越しや新しい家具など、環境の変化に敏感なのも、猫の特徴です。周りの環境が変化すると猫が神経質になり、いつも以上に敏感に反応することも。しばらくすれば慣れてくれますので、猫が落ち着くのを待ちましょう。
6.体調が悪い
病気や怪我など、何かしらの理由で体調が悪い時、飼い主さんに向かって攻撃してくることも、あるかもしれません。これは、人も同じですね。猫の体調が悪い時はまず、治療に専念させてあげてください。体調が悪いと猫は、身を隠してじっとしていることもあります。猫の様子がいつもと違うと感じたら、受診して対処してあげましょう。
7.食事中の邪魔
猫の食事中、下手に構うとご飯が取られると思う、集中力が削がれるなどで、叱られることも。ご飯を食べている時に触っても、気にしない猫もいますが、そこは猫の性格や、飼い主さんとの信頼関係によるようです。ですが、人も食事を邪魔されるのは、あまり気分の良いものではありません。なるべく、ご飯中は集中できるよう、そっとしておいてあげてください。
8.バカにする
人の言葉が分からないとは言え、相手の気もちを察するのが得意な猫ですから、自分がバカにされているのも、敏感に感じ取ります。猫だからと言って下に見て、蔑むのは良くありません。お互い、地球に生きる生き物同士として、尊重し合って暮らしましょう。
9.水に濡れさせる
猫は本能的に、水に濡れるのが嫌いな動物です。ですから、必要のない時に水に濡れさせると、かなり怒るでしょう。猫によっては、水が平気な場合もあります。愛猫の水に対する反応を見極めて、水が苦手な猫は必要のない時以外は濡れさせないよう、注意してあげてください。
10.変なニオイ
嗅覚が敏感な猫。大体のモノを、ニオイで判断しています。香水や芳香剤などの強いニオイ、見知らぬ猫のニオイなどをぷんぷんに匂わせていると、猫に叱られるかもしれません。猫と暮らす時は、強いニオイの使用は避けた方が無難です。アロマは、猫には有害だと言われています。また、猫カフェなどで浮気をすると猫にバレる可能性が高いので、注意しましょう。
11.お気に入りを取る
猫のお気に入りの場所や毛布、おもちゃなど、取ると叱られるかも。猫は、自分のニオイがついたものに安心します。猫のお気に入りを取って使う、という飼い主さんはいらっしゃらないと思いますが、洗濯をする時などは、代わりのものを用意してあげると良いでしょう。
12.ヤキモチを妬かせる
その猫の性格にもよりますが、ヤキモチ焼きな猫は多いです。他の猫を可愛がっていると怒って寄って来たり、居心地が良さそうな場所にいる猫を攻撃してどかしたり、多頭飼いの時は特に注意が必要です。
愛猫にわざとヤキモチを妬かせようと、ぬいぐるみを可愛がって試す飼い主さんもいます。ほどほどならばかわいいで済みますが、やり過ぎると猫のストレスになってしまいますので、加減には注意してあげてください。
13.出産後の母猫に近づく
出産後の母猫は、子猫を守ろうと特に警戒心が強くなっています。生まれたばかりの子猫はかわいいので、側に寄りたくなる気持ちは分かりますが、不用意に近づくと叱られるばかりか、下手をすると攻撃されてしまうかもしれません。
また、下手に人間の手が入ると、母猫が育児放棄する場合もあります。出産後の母猫にはどうしても必要な時以外、近づかない方が良いでしょう。
まとめ
猫が飼い主さんを叱る理由、結構たくさんありましたね。同じ哺乳類とは言え、やはり違う動物なので、人と猫の感覚は、異なっている場合が多々あります。人は良くても猫にとってはどうなのか、考えながら行動すると良いでしょう。愛猫と仲良しなのが、一番幸せですから。