『留守番中の猫』が感じているであろう、5つのホンネ 意外と気にしていないことも?

『留守番中の猫』が感じているであろう、5つのホンネ 意外と気にしていないことも?

猫に留守番をさせるとき、飼い主としては「寂しくないかな?」「ストレスになってない?」と気がかりになるものです。この記事では、猫が留守番中に実際に感じているであろう「5つのホンネ」をまとめました。飼い主が安心して猫を留守番させるため、留守中でも意外と平気なこと、逆に見落としがちな注意点も紹介します。

1.「ごはんの時間だけは気になるにゃ」

ご飯を食べる猫

猫にとって、日々のルーティンは欠かせないものです。その中でも特に「ごはんの時間」は強く意識されています。飼い主が不在にしていても、自動給餌器などで決まった時間にご飯を食べられるようにしておくと、猫は比較的安心して過ごすことができます。

反対に、食事の時間がずれると「普段と違う…」と感じてしまい、不安やストレスの原因になるのです。猫は時間を正確に理解しているわけではありませんが、体内時計と日頃の習慣から、いつもと違うことに敏感に反応します。留守番をさせる場合は、食事環境をきちんと整えておくのがカギです。

2.「静かで平和…でもちょっと退屈かも?」

退屈そうな猫

飼い主としてはちょっぴり複雑ですが、猫が単独行動と静かな環境を好む傾向があると考えると納得のホンネです。人の気配がない留守番中は「平和だな」と感じる一方で、遊び相手がいないなど刺激が足りず退屈さを感じてしまう可能性も。

特に若くて活発な猫や、好奇心旺盛な性格の子は、長時間の留守番が退屈でストレスの原因になりやすいです。おもちゃやキャットタワー、窓からの景色など、飼い主が留守中でも好奇心を満たせる工夫が必要です。ある程度の時間が経過すると自動で動きを止める、タイマー式のおもちゃもおすすめできます。

3.「トイレが汚れていると落ち着かにゃい」

トイレのにおいを嗅ぐ猫

猫はとてもきれい好きな動物で、トイレの環境が清潔であることは精神の安定にとても影響を及ぼします。留守番中にトイレが汚れていると強いストレスを感じたり、不快感から違う場所で粗相をしてしまったりすることもあるのです。

もし長時間留守にする場合は、事前に必ずトイレをきれいにしておくのが基本。また、多頭飼いの場合は「頭数+1個以上」のトイレを設置するのが理想です。自動掃除機能付きトイレも長時間の外出には強い味方になってくれますよ。

4.「帰ってこないかと、ちょっと不安…」

窓の外を見る猫

寂しがりの猫や飼い主のことが大好きな猫は、いつも一緒にいる飼い主の不在を察すると、「今日は帰ってくるのかな?」と不安になることがあります。特に、日頃からスキンシップが多い家庭で暮らす猫は、飼い主の気配がない時間を「異常」と感じてしまい、分離不安で問題行動を起こす可能性もあるため注意が必要です。

猫は独立心が強い反面、飼い主との絆も非常に大切にしています。外出前には「行ってくるね」と声をかけたり、帰宅後にはしっかり甘えさせてあげることで、猫が安心してくれるでしょう。

5.「鳴いても誰も来ない…まぁ、仕方ないか」

鳴く猫

猫は留守番中に寂しさを感じると、鳴いて飼い主を呼ぶことがあります。ただし、猫は意外と現実的なところがあって「鳴いても誰も来ない」と学習すると、それ以上無駄に鳴くことをやめて落ち着いて過ごす子も多いです。

とはいえ、鳴くことが増えた、あるいは攻撃的な行動が出てきた場合は、留守番に伴うストレスのサインかもしれません。猫の心の健康のためにも、帰宅後のふれあい時間を十分に取るようにし、留守番をさせる時間の見直しも検討してみましょう。

まとめ

窓際の猫

猫は基本的にひとりでも問題なく過ごせる動物ですが、留守番中に感じる不安や不満も少なからず存在します。猫のストレスを最小限に抑えるためには、食事、トイレ、遊び、安心感のすべてに対して「事前準備」をしっかり行い、さらに帰宅後のフォローをきちんと行うことが大切です。

日頃から猫とのコミュニケーションをはかることも含め、猫が「また留守番しても平気だにゃ」と思えるような環境づくりを意識しましょう。飼い主の工夫次第で、猫との信頼関係はさらに深まりますよ。

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