猫との暮らしで『幸せ』をかみしめる瞬間

素っ気ない態度やワガママに振り回され、手を焼きながらも憎めない猫。その全てが愛おしい猫との暮らしの中で、一際幸せを実感するのはどんな時ですか?
ここでは"幸せをかみしめる瞬間"を4つ紹介いたします。思わず共感してしまうものはあるでしょうか。
1.話し相手になってくれる

猫は人間の言葉を話せないので、実際に会話を楽しむことはできません。ただリアクションは返してくれます。
この否定も肯定もしない反応こそがミソで、誰にも言えないような愚痴や、本音を語れることに安心感を抱くでしょう。
一方的に話す中で冷静さを取り戻したり、思いがけず解決の糸口が見えてくることもあるはずです。
まず1つ目は、猫が良き話し相手であることでした。
2.温もりを感じる

猫の平熱は38.0℃〜39.0℃とやや高め。いわば入浴時にリラックスできる温度と同じです。そう、だからこそ程よく温もりが感じ取れるのです。
人は不安や緊張を抱えていると何かを抱きしめたくなるもの。その相手が猫ならば、尚更ほっとすることでしょう。触れているだけでも癒されます。
実は猫を撫でると、脳内で『オキシトシン』という物質が分泌されることがわかっています。これは別名"幸せホルモン"と呼ばれており、母親から感じる安心感に似た作用があります。
2つ目は、温もりを肌で感じ取れることでした。
3.母性が爆発する

猫の容姿は『ベビーシェマ』と呼ばれる現象により、人間の赤ちゃんを連想するものなのです。加えて猫の知能は人間の2〜3歳児ほど、抜きに出て賢い猫であれば5歳児レベルといわれています。
これは人間に例えるなら、手がかかる時期ではあるものの、意思疎通ができはじめる年齢です。そんな幼児のような存在に、母性が爆発する飼い主さんも多いはず。
ということで3つ目は、性別や年齢を問わず誰もが"お母さん"になれることでした。
4.人として成長できる

猫の平均寿命は16歳程度。人間より遥かに短いからこそ、いつかはお別れしなければなりません。その悲しみは想像を絶するもので、心がえぐられるような経験になるでしょう。
筆者も幾度となく体験しました。そんな思いを体感したからこそいえるのが『成長』です。愛猫を慈しみ育てる過程が母性を刺激し、別れが痛みを教えてくれるのです。
最後である4つ目は、猫を育てることで得られる成長です。
猫との生活を通して人間は、相手を思いやること・言葉以外の部分から気持ちを察すること・逃れられない責務を全うすること・壮絶な体験を乗り越える精神力を習得することができます。
儚くとも幸せをかみしめる瞬間は、愛猫の一生に寄り添えることなのかもしれません。
まとめ

皆様にとって愛猫はどのような存在ですか。パートナー?親友?それとも我が子?いずれにせよ日々の暮らしの中で、ふと幸せをかみしめる瞬間があるでしょう。
今回は幸せを実感すること、猫とともに生きることの醍醐味と思えるものを4つ紹介しました。思わず頷いてしまうものはありましたか?
余談ですがもう1つ。猫がいることで孤独が緩和されることもまた、猫と暮らす醍醐味かもしれません。