猫に芸を覚えさせるには?

1.おやつを用意する
ごほうびがもらえるとやる気も出てきます。猫が好きなおやつキャットフードを用意して「これをするとおいしいものがもらえる」と覚えてもらいます。
おやつやフードは小さくして少しずつあげ、食べ過ぎを防ぎましょう。猫が芸を覚えてくれたら、普段のフードに切り替えても大丈夫です。
2.タイミング
猫は気まぐれな生き物なので、飼い主さんが猫に芸を教えたいと思ったときに、猫がその気分ではない場合もあります。猫がひとりで遊んでいるときや、寝ているときなどは邪魔せずそっとしておきましょう。
猫が飼い主さんを遊びに誘ってきたとき、ごはんやおやつのおねだりに来たときに教えてみるといいでしょう。我が家の猫は、体をトントンとすると私の顔をタッチするという芸ができるのですが、気まぐれなのでやりたくないときは全然やってくれません。しつこくすると怒って、タッチではなく爪を出したパンチが返ってきます。
3.トレーニング時間
猫が集中できる時間は短く、5分程度と言われています。芸を教えるのは5分程度、長くても10分にしておきましょう。
おやつにもあまり反応しなくなるなど、集中できていないと感じたらトレーニング終了です。無理やり続けると、芸を教えられることを嫌がってしまうようになる場合があります。
猫に芸を教える方法

「お手」を教える方法
おやつを手に持って猫に気づかせます。猫が飼い主さんの手に触れたらおやつをあげます。ごほうびをあげるときは「いいこだね」など決まった声をかけるようにしましょう。これを繰り返していくと「お手」ができるようになります。おやつを持った手を高くすると「ハイタッチ」の練習にもなります。
「おすわり」を教える方法
おやつを手に持ち「おすわり」と声をかけて手を猫の頭の上に上げていきます。猫が体を反るような体勢になり座ったら「いいこだね」などきまった声をかけておやつをあげます。これを繰り返して行くことでおすわりを覚えてくれるでしょう。
まとめ

猫は犬と比べて芸を覚えないと言われますが、覚えてもらうためのポイントをおさえていれば教えることができます。ごほうびを用意して、猫が芸の練習をする気になるタイミングを見計らって、短時間で教えます。
繰り返すことで芸ができるようになるのです。意気込まずに、猫とのコミュニケーションを楽しむような気持ちで初めてみてはいかがでしょう。