猫を不健康にする「NGな水」4選

1.硬水やミネラルが過剰に含まれている水
硬水やミネラルが過剰な水は、猫の健康にとってあまり良くありません。硬水にはカルシウムやマグネシウムが多く含まれており、これが泌尿器系トラブルの原因になることがあります。
また、ミネラルが過剰な水を飲むことで、尿路結石のリスクが高まることもあります。
猫には「軟水」が適しているため、ミネラルバランスの良い水を選ぶことが重要です。ペット用の水を選ぶ際には、成分表示を確認し、猫にとって安全なものを選ぶようにしましょう。
2.古い水や腐敗した水
古い水や腐敗した水は、猫にとって非常に危険です。時間が経つと、水中にバイ菌や藻類が繁殖し、これが猫の健康を害する原因となります。
特に腐敗した水は、消化器系の感染症や下痢を引き起こす可能性が高く、猫の体調を崩す原因となります。
常に新鮮な水を用意し、定期的に水を交換することが大切です。また、飲み水の容器も清潔に保ち、衛生面に気を付けることで、猫の健康を守ることができます。
3.温度が極端な水
温度が極端な水は、猫にとってストレスの原因となることがあります。冷たすぎる水や熱すぎる水は、猫の体に負担をかけ、飲むことを嫌がる場合があります。
特に、暑い季節には冷たい水を好む猫が多いですが、あまりにも冷たい水は体調を崩す原因になることもあります。
逆に、熱い水は口内や消化器系を傷める可能性があります。猫が快適に飲める温度の水を用意することが大切です。一般的には、常温の水が猫にとって飲みやすいとされていますが、好みには個体差があるとされています。愛猫の好みの温度を把握してあげましょう。
4.一度煮沸した水
一度煮沸した水は、猫にとって必ずしも安全とは限りません。煮沸することでバイ菌やウイルスは除去されますが、煮沸後に放置すると再び雑菌が繁殖する可能性があります。
また、煮沸によって水中のミネラル成分が変化することもあり、猫にとって必要な栄養素が不足することがあります。
新鮮な水を与えることが最も重要ですので、煮沸した水を与える場合は、必ず冷ました後にすぐに提供するようにしましょう。
猫が水分補給しやすくなるためのポイント

猫が好む水を与えるためのポイントはいくつかあります。以下の点に注意してみてください。
- 新鮮な水:猫は新鮮な水を好むので、毎日水を交換してあげることが大切です。
- 水の温度:常温の水が好まれることが多いですが、夏場は冷たい水も喜ばれることがあります。ただし、たくさん氷を入れるのはNGです。愛猫の反応を見ながら調整してみてください。
- 水の容器:猫は容器の形や材質にも敏感です。ステンレスや陶器の容器を使うと、匂いが移りにくく、清潔感があります。また、広めの口の容器を選ぶと、ひげが当たらず飲みやすいです。
- 水飲み場の場所:猫は静かな場所で水を飲むのを好むことが多いです。騒がしい場所やトイレの近くは避けて、落ち着いた場所に置いてあげましょう。
- 水分補給の工夫:ウェットフードを与えることも、水分を補給するための良い方法です。また、猫用の水飲み器や噴水型の給水器を使うと、流れる水に興味を持つ猫も多いのでおすすめですよ。
これらのポイントを参考にして、愛猫が喜ぶ水を用意してあげてくださいね。
まとめ

猫はあまり水分を摂らない動物なので、水が好みの状態でないと飲んでくれないこともあります。
そのため、水を愛猫の好みに合わせた状態で用意してあげることは、猫の健康を守るために非常に大切なことなのです。
愛猫に「NGな水」を与えてしまわないように、毎日新鮮な水を飲めるようにしてあげてくださいね。