さくら猫とは?なんのために耳をVの字にしているの?

さくら猫とは?なんのために耳をVの字にしているの?

可愛らしくさくらの形に耳がカットされている野良猫「さくら猫」をみなさんはご存じでしょうか。さくら猫は、たまに見かけるけど耳がカットされている理由はしらないという方もたくさんいらっしゃると思います。そこで今回は「さくら猫ってなに?耳がカットされている理由は?」についてご紹介させていただきます。

さくら猫って?

みなさんはさくら猫と呼ばれる猫をご存じでしょうか。

たまに耳の先ががV字になっている野良猫を見かけることもあるかもしれませんが、この猫たちのことを「さくら猫」と呼びます。

さくら猫

さくら猫は猫の耳の先が「さくらの形」のようにV字にカットされた野良猫です。

さくら猫は自然にあの形に耳がなったのではなく「ボランティア」によって野良猫たちが一時的に保護されあのような形にカットされているのです。

では、なぜさくらの形にカットをされるのでしょうか。
つづいて理由についてご紹介させていただきます。

猫の耳がさくらの形にカットされている理由は?

診察される猫

猫の耳がさくらの形にカットされている理由はどのようなことが考えられるのでしょうか。

野良猫を一時的に保護して耳のカットをしてまた放すということを聞くと一見「なんのために?」と疑問になってしまう方もいらっしゃると思います。

実はこの野良猫の耳をさくらの形にカットする理由は「不妊手術や去勢手術をした野良猫の目印」のためのものなのです。右耳がさくらの形になっている猫はオス、左耳がさくらの形になっている猫はメスとカットの左右が異なります。

さくらの形にカットをしたあとには「またもとの生活に戻れるよう」経過を見たり、元の環境へと帰してあげるのです。カットをするときには「痛そう」「可哀相」と考えられる方もいらっしゃるかもしれませんが、不妊手術や去勢手術をすることは猫のために行っています。

また、全身麻酔で手術をするときに耳をカットしていますので猫は「痛み」は感じていません。

どうしてさくら猫がいるの?

野良猫たち

では、なぜわざわざ野良猫の不妊手術や去勢手術を行うのでしょうか。実はこれには猫たちの不幸をなくすための猫たちのための活動だったのです。

ここでは、どうしてさくら猫がいるのかについてご紹介させていただきます。

野良猫の繁殖を防ぐため

猫は、繁殖能力が強い動物です。一度の出産でも4~6匹くらいを産み、年に三度ほど妊娠することが可能です。それにより、野良猫の数が増えてしまいます。

無責任に餌をあげることにより、猫は繁殖をし増えてしまうのですが結果として悲しい末路が「殺処分」です。野良猫の数が増えるほど殺されてしまう猫も増えてしまいます。

そのように、悲しいことになってしまわないようにと不妊手術や去勢手術を受けているのです。

捨て猫が多いため

猫は可哀相なことに飼い主の身勝手な理由によって捨てられてしまうことがあります。例えば

  • 引っ越し先で飼えなくなったから
  • 大きくなって可愛くなくなったから
  • 飽きたから
  • 面倒が見れないから
  • なつかないから

などという理由があげられます。これらのようなことによって捨てられてしまった捨て猫は外の生活で生き延びることができなくなってしまったり前述と同じように保護され、殺処分をされてしまうことがあります。

いずれにせよ、不妊手術や去勢手術を受けていることによって繁殖を減らすことができるので結果的に「殺されてしまう猫たちを減らすことができる」のです。

それによってボランティアたちが野良猫を保護し、さくら猫を増やしているのです。

まとめ

見つめる猫

野良猫のなかでも耳の先がさくらの形にカットされている猫を「さくら猫」と呼びます。この耳のカットは、ボランティアによって

  • 不妊手術
  • 去勢手術

これらの手術を受けた目印を表しています。

猫は繁殖能力も強いので野良猫が増えてしまうと悲しいことに「殺処分」されてしまう猫も増えてしまいます。そうならないように、猫のために手術を行う活動だったのです。

投稿者

女性 匿名

さくら猫は絶対にやめるべきです。
いったん保護した猫を棄てるから目印に耳を切り裂く必要があるわけで、保護した方が棄てなければ耳を切り裂く必要がありません。
一部の人間の勝手な理屈で罪のない猫の耳を切り裂く虐待としか思えない。
投稿者

50代以上 女性 リリー

私の娘はサウジアラビアで働いていますが、やはり最近保護猫を飼い始めています。 メスの三毛猫ですがやはり耳が片方切れています。メスなのですがまだ娘にどちら側の耳が切れているのかは聞いていません。日本だったらメスは左側と聞きました。これは外国というか世界今共通の認識ですか。
投稿者

40代 女性 匿名

全ての猫を引き取って飼育するのは難しいながらも、1世代のみその地域で生きることができるなら、アリな選択だと思う。
春先など、子猫が多いと「また殖えちゃったのか」感じる。
人間のエゴで、飼い始め、時に棄て、その結果、ただ必死で生きているだけだと思うので、猫に罪はない。
それならせめて、それ以上、そんな猫が増えないように去勢する。目印を付けるのは、決して悪い事じゃない。
投稿者

女性 匿名

耳の切り裂くのは虐待だが、保健所で猫を集めて毒ガスで殺処分するのも虐待だ
そのどちらが正しいのかは私には分からない
もちろん責任を取らずに猫を捨てる輩が全て悪いのは間違いない
投稿者

40代 女性 匿名

活動者です。
さくら耳のお陰で不要な捕獲を防ぐことができるし、迷子などの特徴としても好事例もあります。
誰かが携わった証ですので、病気やケガ、事故を見かけたときにも携わっている方を探せます。

猫の意志ではないという方もいますが、望まない妊娠、望まない出産も猫の意志ではないので、猫を守るため、人の為、全てを保護は出来ないので、地道に活動していきます。
投稿者

女性 匿名

さくら猫は虐待だという人がいるけど、じゃあどうするのかな。もっと大きな虐待を防ぐための小さな虐待なのがわからないのかな。全くないのがいいのは誰にでもわかる。でもそれが不可能だから,善意で一生懸命やっている人がいる。それを虐待呼ばわりするのは賢い態度ではない。失礼だ。

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