猫からしつけられた習慣3選

1.整理整頓すること
愛猫が誤食すると危険なものは、家の中にも数多く存在します。輪ゴムやビニール袋、小さなボタン電池などの異物が、胃や腸に詰まってしまうと、手術が必要になることもあるため、注意しなければなりません。
そんな誤食の危険から猫を守るために始めた整理整頓は、飼い主さんの住環境をも豊かにしてくれるでしょう。キレイ好きな猫にとっても、一石二鳥なメリットがあるので、これからも継続しましょう。
2.早起きすること
最近では、飼い主さんの生活リズムに合わせて生活する猫も増えていますが、野生時代の名残が影響し、明け方は活発に活動しやすくなります。構ってほしい、ごはんが欲しいといった願いを込めて、飼い主さんを起こそうと奮闘する猫も多いことでしょう。
直接的なアプローチはされなくとも、走り回る運動会の音で、嫌でも目覚めてしまうことがあるかもしれません。折り合いをつけていくうちに、自然と早起きの習慣が身についていくでしょう。
3. 仕事や用事を早く切り上げること
飼い主さんの頭の中は、思った以上に愛猫の存在であふれています。本当はもう少し仕事や用事を済ませたいけど、遅くまで待っていてくれている愛猫がいると思うとなかなか集中できず、早く用事を切り上げるようになる人も多いことでしょう。
また、猫ファーストに考え、仕事を早く切り上げるようになった結果、短期集中で取り組めるようになるかもしれません。
当初は「猫がいるから仕方ない」と妥協していたつもりでも、いつの間にか業務効率化が図られていきそうです。
猫からのしつけによって変わった考え方3選

4.猫語を理解しようとすること
猫と飼い主さんの信頼関係は、日々のコミュニケーションが鍵を握ります。最初から、猫が何を求めているのかを理解することは簡単ではなく、人間の言葉で話してほしいとさえ願ってしまうかもしれません。
しかし、月日の経過とともに「この鳴き声はごはんのサイン!」「ドアを開けてほしいのかな?」というように、猫の気持ちを正しく理解する力を身につけることができるでしょう。
さらに上級者となれば、鳴き声以外のボディランゲージからも、感情を読み取れるようになっていくに違いありません。
5.抜け毛や爪とぎを、ある程度許容すること
特に、猫飼い初心者さんの場合は、抜け毛や爪とぎの行為が、気になってしまうこともあるかもしれません。もちろんできる対策はありますが、抜け毛も爪とぎもゼロにすることは、現実的ではありません。
そんな猫との暮らしでは避けては通れない課題ですが、不思議と次第に受け入れられるようになっていくものです。
許容範囲が広がっていくと、外出時に服に付着した抜け毛を見つけたときに「愛猫がついてきてくれたみたいで嬉しい!」といった気持ちさえ湧いてくるかもしれません。
6.健康に気を遣うこと
猫は、飼い主さんが生きる理由になっていきます。猫は、飼い主さんのサポートなしでごはんを食べることはできませんし、温かい環境で眠りにつくことさえ叶いません。
「もし自分がいなくなってしまったら、いったい愛猫はどうなるの?」と考えるだけで、こみ上げてくるものがあるはずです。
猫の健康だけではなく、飼い主さん自身の健康にも目が向くことは、末永く一緒に生きるために大切なことでしょう。
まとめ

猫の存在ひとつで、飼い主さんの習慣や考え方は変化します。早起きにも慣れ、仕事への取り組み方も効率的にさせてくれるとは、猫によるしつけには感心させられるばかりです。
猫語への理解度が増すことで、猫と飼い主さんの信頼関係は、日に日に深まっていくことでしょう。
可愛い存在でも、全ては思いどおりにはなりませんが、抜け毛や爪とぎといった行為にも許容する心が生まれます。
極めつけはやはり、猫が生きる理由となり、飼い主さん自身の健康に気遣う気持ちが芽生えることかもしれません。
猫を育て、猫に育てられるという相乗効果は、無限大のようです。