愛猫に『名前』をつけるなら…名付けで失敗しないための3つのポイント 覚えてもらうためのアドバイスも

愛猫に『名前』をつけるなら…名付けで失敗しないための3つのポイント 覚えてもらうためのアドバイスも

「吾輩は猫である。名前はまだない」という1文は、夏目漱石の有名な小説の書き出しです。小説を読む人の関心を引きつけますが、実際のところ、愛猫には必ず名前をつけてほしいものです。今回は、愛猫に名前をつける際の3つのポイントや、猫に名前を覚えてもらうためのヒントを解説していきますので、ぜひチェックしてみてください。

1.呼びやすさ

鳴いている猫

オシャレな名前をつけたい一心で、滑らかに発音することが難しい名前をつけてしまうと、後から変更せざるを得なくなる可能性があります。

難しい言葉とは、早口言葉をイメージすると分かりやすいかもしれません。

キャ・キュ・キョというような拗音(ようおん)や、似たようなフレーズが連続していると、どうしても発音しにくくなるものです。

また、飼い主さんが発音しにくいような名前は、猫にとっても聞き取りづらく、覚えづらい名前になってしまうかもしれません。

検討している名前の候補は必ず口に出して、愛猫に呼びかけるシーンを想像してみてはいかがでしょうか?

主観的になりすぎないよう、猫を飼っている知人などにアドバイスを求めることも1つの手です。

2.名前の長さ

じっと見つめる猫

名前の長さは、2〜3文字程度がオススメです。

実際、毎年ある保険会社が調査している猫の名前総合ランキングにおいても「ムギ」「レオ」「ルナ」が、トップ3にランクインしています。

トップ10にランクインしているのは、全て2文字か3文字の名前ということもあり、短く呼びやすいのが共通しています。猫にとって簡潔で覚えやすいというメリットがあるのも、人気の秘訣でしょう。

とはいえ、男の子の漢字部門ランキングでは「茶々丸(チャチャマル)」という長めの名前も上位に入っており、必ずしも短い方がよいというわけではありません。

少し長めの名前になった場合には、可愛らしい短めの愛称で呼んであげるのもよいでしょう。

3.強い愛情

ハートに埋もれる2匹の子猫

何よりも重要なのは、飼い主さんが強い愛情を込めて名前をつけてあげることでしょう。

人間でいえば「名前でその人の人生が決まる」というような、スピリチュアルな言い伝えもあるほど重要視されています。

筆者が調べてみたところ、何度もトライアルから戻されてしまった人見知りの猫を、最後まで看取るつもりで引き取ることに決めた飼い主さんの体験談を見つけました。

飼い主さんは、猫が以前は別の名前で呼ばれていた可能性をあるため、近い名前をつけてあげたいと考えていました。

そんなある日、猫が偶然反応した単語から「きっとこれがこの子のもともとの名前だ」と感じ、その単語を名付けたのだそうです。

このように、猫のこれまでの生き様を尊重して名付けようとする姿勢も、愛情のひとつと言えるのではないでしょうか?

偶然反応した単語ではあるにせよ、飼い主さんにとっては運命的に感じたのでしょう。

猫に名前を覚えてもらうには?

首をかしげる猫

とある日本の大学が行った研究の結果から、猫は自分の名前を認識していることが明らかになっています。

しかし、あまりにもたくさんの愛称で呼んでしまうと、猫も混乱してしまう可能性があります。

特に、迎え入れた直後は自分の名前を認識できていないため、統一した名前で呼ぶよう意識してください。

さらに大切なのは「名前を呼ばれる=うれしいこと」だと感じてもらうことです。

名前を呼びながら大声で怒ってしまうと、名前に悪い印象を持ってしまうため、ごはんをあげる前や、遊びの前に優しく呼びかけてあげましょう。

まとめ

猫に話しかける飼い主

愛猫には、呼びやすく短めの名前をつけてあげると失敗しないでしょう。

早口言葉のような複雑な発音は、呼び続けることが難しくなる可能性があるため、口に出してイメージトレーニングをしてみてください。

2〜3文字の名前は、人気の名前ランキングにおいても、常に上位に選ばれています。

とはいえ、1番大切なのは、飼い主さんが愛情をもって命名することです。

自然とたくさん名前を呼びかけてあげたくなるので、愛猫にもしっかりと覚えてもらえることでしょう。

いつの間にか、愛称のバリエーションも豊富になってしまいそうですが、愛猫を混乱させないようにご注意ください。

スポンサーリンク