猫は今どこにいる?3つの『座る位置』別の愛猫の心理とは?
1.飼い主の「近く」に座る
猫が飼い主さんのすぐそばに座るのは、信頼と安心感の表れです。膝の上や足元にいるときは、心からリラックスしています。
猫は本来、自分のテリトリーを大事にしているので、飼い主さんに自分の身を委ねることは、絶大な信頼の証といえます。愛猫がそばに座る時は、そっと撫でたり、穏やかな声で話しかけたりして、安心感をさらに強めてあげましょう。
2.飼い主から「少し離れた場所」に座る
猫が少し離れた場所、たとえば部屋の隅やテーブルの上などに座っているとき、これは「距離を取りつつも飼い主さんを見守っている」状態です。
猫は自立心が強い動物で、完全にリラックスしていても少し距離を置きたくなることが多いです。
猫のキモチからすると、疲れている時や静かに過ごしたい時などがこれにあたります。猫がこの距離で座っている場合は、無理に近寄らず、猫が安心できる空間を尊重してあげましょう。
3.飼い主から「遠く」に座る
一方で、猫が部屋の端や隠れるような位置に座っている時は、警戒心や緊張感がある可能性が高いです。
いつもと違う場所に隠れている場合は、何か不安を感じているのかもしれません。たとえば、「訪問客が来た」「大きな音が鳴った」後などは、猫が遠くで身を縮めることがよくあります。
このようなときは、愛猫が安心するまでそっと見守り、無理に構おうとせず、静かな環境を整えてあげることが大切です。
猫が「座る位置」の心理的な変化に注意を
猫は気分や環境の変化に敏感で、その日の気分によって座る位置が変わります。普段はそばにいるのに急に遠くで過ごすようになった場合、体調不良やストレスのサインかもしれません。
猫の食欲が落ちたり、トイレの様子や頻度が変わったりする場合は、動物病院で診察を受けることをおすすめします。
逆に、普段遠くにいる猫が急に近くに座り始めた場合、飼い主さんとの関係がさらに深まっている可能性もあるので、ポジティブな変化として捉えましょう。
まとめ
猫が座る位置には、愛猫の心理状態や飼い主さんへの距離感が反映されています。
飼い主のすぐそばにいる時は信頼と安心感の表れで、少し離れた場所ならリラックスしつつ観察している状態、遠くにいる場合は警戒や不安のサインかもしれません。
このように、距離感を理解し、愛猫の気持ちに合わせた接し方を心がけることで、猫との信頼関係を深めることができます。猫の気持ちに寄り添い、その日その時の心理を理解してあげることが、お互いの暮らしやすさに繋がるでしょう。