存在感もバツグン!『大型の猫種』3選 普通サイズの子と違うポイントも

存在感もバツグン!『大型の猫種』3選 普通サイズの子と違うポイントも

大型の猫種は、その堂々とした姿や存在感から、多くの人を惹きつけます。体重が6kgを超える子も珍しくなく、猫というより「小型の犬」に近い印象を受けるほどです。そのため、大型猫を飼う際には特有のポイントを理解する必要があります。ここでは、そんな大きな猫たちとの暮らしを叶えるための基本とポイントを紹介します!

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

1.メインクーン

メインクーン

温和で愛らしいメインクーンは、世界で最も有名な大型猫種です。体重はオスで8kg以上に達することもあり、フサフサした被毛と立派な尻尾が特徴的です。

見た目は堂々としていますが、性格は穏やかで人懐っこいのが魅力です。たとえば犬のように飼い主に従順で、訪問者にも愛想がいいため「猫なのに犬っぽい!」と感じる方も多いです。

ただし、成長スピードは一般的な猫より遅め。一般的な猫が1年ほどで大人になるのに対し、メインクーンは3~4年かけて成長します。そのため、成長過程をゆっくり楽しむことができます。

2.ラグドール

ラグドール

「ラグドール」とは英語で「ぬいぐるみ」を意味します。その名の通り、だっこするとふんわり体を預けてくれる、まるで本物のぬいぐるみのような性格が特徴です。

体重は6〜9kgほどですが、性格が穏やかなので初心者にもおすすめです。

ただし、大きな体を維持するために適切な食事管理が必要です。タンパク質が豊富で栄養バランスの取れたフードを選ぶと、健康を保ちやすくなります。

3.ノルウェージャンフォレストキャット

ノルウェージャン

北欧出身のノルウェージャンフォレストキャットは、体重が5~7kgほどになり、長い被毛がその優雅さを引き立てます。

野生で暮らしていた歴史があるため、身体能力が高く、木登りや高い場所での生活が得意。とはいえ、性格は意外と甘えん坊で、家族のそばにいることを好みます。

普通の猫に比べ、成長期間が長いため、飼い主は長期間にわたって「子猫らしい仕草」を楽しめるのも魅力です。多くの個体が1歳を過ぎても遊び好きな子が多く、猫との時間を楽しむのにぴったりの品種です。

普通サイズの猫と違うポイントは?

茶猫

大型猫はその体格や性格に応じた特別なケアが必要です。まず、成長スピードが普通サイズの猫よりも遅いことが挙げられます。

一般的な猫が1年程度で大人になるのに対し、大型猫は3~4年かけて体が成長しますので、成長期には骨や筋肉をしっかりサポートする栄養バランスが重要です。

また、体が大きいため、普通サイズの猫用品では足りない場合もあるでしょう。ベッドやトイレ、キャリーバッグは、大きなサイズのものや多頭飼い用のタイプを検討することも必要です。

さらに、大型猫は体重が重いため、関節への負担がかかりやすい傾向があります。そのため、滑りにくい床材や高いところからジャンプする際の安全対策を考えてあげましょう。

まとめ

大型猫

大型の猫種は、その存在感と個性的な性格が大きな魅力になっています。

成長スピードがゆっくりで、長く楽しめる成長過程や、普通の猫とは一味違う付き合い方も彼らに合った適切な住環境やケアを整えることが大切です。

普通サイズの猫との育て方の違いやポイントを理解し、猫との暮らしを快適で充実したものにしたいですね。

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