愛猫を看取った後にする事
愛猫を看取った後、飼い主さんがすることは、大きく分けて次の3つです。
- 安置
- 葬儀
- 供養
それぞれを詳しくみていきましょう。
亡くなった猫の安置
安置とは、猫を棺や段ボールなどに入れておく事です。愛猫が亡くなってから2~3時間すると死後硬直が始まってしまうので、なるべく早めに行った方がやりやすいでしょう。
万が一硬直してしまっても、優しくほぐすようにマッサージしてあげれば、硬くなってしまった体を動かすことはできます。辛いですが、しっかりとキレイにしてあげましょう。安置に必要な物や手順は、以下の動画をご参考にされてください。
動物病院で看取ったら
動物病院で亡くなった場合は、大抵は病院で安置してくれます。
また、ドライアイス等が不要で、数週間安置できる商品も販売されていますので、時間をかけて愛猫とお別れしたい、という場合は、使用してみても良いでしょう。
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猫の葬儀
猫の葬儀は、行っても行わなくても良いですが、最近はペット葬儀の業者も増えていますので、飼い主さんのお気持ちの区切りとしても、行うと良いのではないでしょうか?もちろん、法律的に決められた方法というのはありませんので、飼い主さん基準で、選びましょう。
土葬の場合
土葬する場合は周囲に迷惑がかからないよう、1メートル以上土を掘り、そこへ綿や絹など、自然に還る素材の物で包んだ猫の遺体を埋めます。
地域によっては土葬の規定があるところがありますので、後々のトラブルを避ける為、土葬する前に必ず、確認してからにしましょう。公園などの公共の場に土葬するのは、法律違反ですので、避けてください。
一度土葬をしても、やっぱりきちんと弔いたい、という事で、火葬へと切り替える飼い主さんも、少なくないようです。猫を土葬する場合は良く考えて、行ってください。
火葬の場合
火葬は、ペット葬儀社に依頼する場合と、自治体で火葬してもらう場合があります。自治体での火葬は、費用が安いのですが、愛猫の遺骨が返ってこない場合が多いです。事前に確認しましょう。
民間のペット葬儀社に依頼すると、費用は少しかかりますが、丁寧に個別に葬儀と火葬を行なってくれます。葬儀のプランは会社によって異なりますし、費用も内容によって違います。まずはお近くの葬儀社に、問い合わせしてみましょう。
ただ、気をつけて頂きたいのが、愛猫を失った飼い主さんの悲しみを利用して儲けようとする、悪徳業者の存在です。悲しいですが愛猫とのお別れは、いつかは必ず来てしまうものですから、事前にいくつか、信頼できそうな葬儀社の候補をあげておいても良いでしょう。
時間があれば、葬儀社を利用した知人の話を聞いたり、口コミを調べたりもできますし。動揺していても、最後の愛猫とのお別れを乱されない為、しっかりと見極めてください。
猫の埋葬・供養
愛猫の葬儀が無事に終わったら、埋葬と供養する方法を考えます。埋葬にはいくつか種類があります。合同埋葬や納骨堂、ペット霊園、自宅埋葬などです。自宅での埋葬以外は費用がかかります。散骨する方法もあります。
供養は、埋葬方法によって異なります。自宅供養であれば、自宅に住職を呼んだり、仏壇や仏具を揃えたりして行う方法がありますし、ペット霊園などの場合は、いくらかお支払いして、供養してもらいます。
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愛猫といつも一緒!メモリアルグッズ
愛猫が亡くなると、心にぽっかりと穴が空いたようになります。あまりに悲しみが深いと、ペットロスになってしまう飼い主さんも。少しでも離別の悲しみを和らげる為、メモリアルグッズを持ってみては、いかがでしょうか?
猫のメモリアルグッズは、多くの種類があります。
写真を使ったグッズはもちろん、愛猫の毛を使ったグッズや遺骨を使うものも。思い出の詰まった動画を編集して、DVDににして届けてくれるサービスもあります。少しでも愛猫を側に感じることで、悲しみが癒されるかもしれません。
天国で愛猫と会える?
猫が亡くなるのはとても悲しいですが、人である飼い主さんも誰もがいつかは天国へ旅立ちます。実は人の死というのは単に肉体が滅するだけで魂や意識は生き続ける、という事は科学的にも近年証明されてきています。
ですから、現世での死は一時的な別れであり、天国に行けばまた再会できるのです。そう思うと、死がそれほど怖いものでは無くなりますね。
人は天国で会えるとしても、猫に関してはどうなのでしょうか?残念ながら、猫を含めたペットに関しての研究はまだされておらず、不明だというのが本当のところです。
ですが、亡くなった人に会えるのですから、亡くなった猫にも会える可能性は考えられます。これから研究が進めば、猫に関しての事も明らかになって行くでしょう。希望を持って、愛猫の死を、乗り越えましょう。
まとめ
あまり考えたくない愛猫の死ですが、いつかは来ると覚悟しなければいけません。
いざという時慌てない為にも、葬儀や埋葬の仕方を決めておいたり、信頼できる葬儀社を探しておいたりすると良いでしょう。
避けられない死という別れがあるからこそ、日々の愛猫との時間がより、輝いたものになります。できる限り愛猫との暮らしを楽しむよう、心がけていきたいですね。