壁から救助した子猫との生活
家の外壁と内壁の間に挟まれた生後15日前後のハチワレ子猫。消防隊を呼び壁を壊す大騒動の中、無事救出されました。母猫の姿はもうありません。
子猫は3日飲まず食わずでしたのでガリガリ、目はうっすら開いていました。
子猫が寝る場所
家に連れて帰ったはいいものの…子猫を保護した時って、大抵は急なことが多いですよね?ケージ、ミルク、排泄、問題を順番に解決していきましょう。
子猫と寝るのはNG!
成猫の場合、一緒に眠る飼い主さんも多いと思いますが、子猫と眠るのはやめましょう。潰します…それと、野良を保護した場合、寄生虫などどんな病気を持っているかわかりません。
人間にうつるものもありますし衛生的にも寝具にあげるのは適切ではありません。保護したらなるべく早く動物病院に連れて行き、病気の有無や健康状態を診てもらって下さい。
子猫にピッタリなベッド
ダンボールは暖かくてよいですが、個人的なおススメは買い物かご(洗濯カゴ)です。座布団やタオルを敷いて、蓋をするようにカゴを被せます。脱走防止です。
隙間から姿も見えて尚良しです。季節が冬でしたらペットボトルにお湯を入れ、タオルを巻いた湯たんぽも入れてあげると良いと思います。
私は寂しくないようにとぬいぐるみもそばに置きました。ケージはなにかと活用しますので、早いうちの購入を勧めます。
子猫の排泄の仕方
まだ小さいので自分で排泄が出来ません。本来ならば母猫が舐めて排泄を促すのですが、母猫はもういないのでこれからは人間がしてあげなくてはなりません。
子猫のおしりを刺激する
生後0日〜1ヶ月半くらいの子猫ちゃんでしたらこの方法で排泄させてあげて下さい。ティッシュかコットンにぬるま湯を付け、お尻に優しくトントンしてあげます。
強くしたり、乾いたままのティッシュなどで擦ったりなどはやめましょう。この作業を2〜3時間ごとにやってあげます。ミルクの前でも後でもどちらでも可です。
子猫のミルク
牛乳は与えてはいけない
牛乳はどこの家庭にも大体あると思いますしついつい与えがちですが、お腹を壊す子もいるのでまだ生後間もない子猫には特に与えない方がいいでしょう。
牛乳しかないときは?
下手をしたら命取りになる可能性も…ただ、猫用ミルクなどを家に常備しているお宅は稀で、基本的に置いてないのが普通です。牛乳しかない!という場合の方が多いですよね。
そのような時は
- 砂糖水(ほんのり甘味を感じる程度)
- アクエリアス(お湯で薄める)
- 牛乳(お湯で薄める)
いずれも人肌程度にし、ストローやスポイトなどで口に入れてあげます。
夜はそれで凌ぎ、朝一ダッシュで猫用ミルクと哺乳瓶を購入して下さい。
子猫にミルクを与える時の体勢
よく人間の赤ちゃんにあげるように仰向けにしてしまう方が多いですが、気管に入ってしまうこともあるので必ずうつ伏せの状態からあげるようにして下さい。
これを2〜3時間ごとにやってあげます。
出来れば排泄→ミルクの流れが理想です。
まとめ
OK
- ケージ←ベスト!
- ダンボール
- 買い物かご
にタオル、座布団、寒ければペットボトル湯たんぽ
- ティッシュ
- コットン
にぬるま湯で優しくトントン♪
- 猫用ミルク←ベスト!
- 砂糖水
- アクエリアスを薄めたもの
- 常温の牛乳を薄めたもの
- 猫用哺乳瓶←ベスト!
- 細いストロー
をうつ伏せで。
NG
- 一緒の布団
- 乾いたティッシュでゴシゴシ
- 牛乳
- 仰向け
初めて猫を飼う方はわからないことだらけですよね。生後間もない子猫は身体も弱く、成猫になる前に死んでしまうことも珍しくありません。
NGに気をつけて、今日からステキな猫ライフをお過ごし下さい。