猫が「ドタバタ暴れはじめる」5つの理由
1.運動不足
飼い猫の過ごす部屋が狭かったり、ケージでのお留守番が長かったりする場合、運動不足となり、それを解消するために「ドタバタ暴れはじめる」ことがあります。
室内飼いの猫は運動不足になりやすい傾向があるため、日頃からしっかりと遊んであげる時間を作ることが大切です。
また、猫は走り回るだけでなく上下運動することも必要です。キャットタワーやキャットウォークを設置してあげることで、運動不足やストレスを軽減できるのでおすすめです。
2.パニックになっている
猫は人間よりも感覚が優れているため、突発的な出来事に恐怖を感じやすい生き物です。
雷や地震などの災害や、落下物やインターホンなど急に大きな音が鳴るなどのその猫が苦手なものに直面するとびっくりして、パニックを引き起こしてしまうことがあります。
パニックによりものすごい勢いで部屋中を駆け巡るため、飼い主から見ると「急にドタバタ暴れはじめた」ように見えるのです。
猫が暴れる前に何があったのか、状況を確認することが大切です。
また、猫によって気になるものや音は様々です。苦手なものがわかったら、気にしにくいような生活環境への見直しをしてあげることをおすすめします。
3.テンションが上がっている
おもちゃで遊んでいて、興奮状態になってしまいそのまま暴れまわってしまうこともあります。遊んでいるうちに楽しくなってテンションが上がってしまっているので、人間の子供と同じような感じです。
特に問題はありませんが、勢いよく走り回ることで周囲のものにぶつかってしまったり、キャットタワーなどの高いところから勢い余って落下してしまったりすることもあるので、注意しましょう。
また、興奮状態のときに手を出してしまうと、噛まれたり引っかかれたりする危険性もあるので、気を付けてください。
4.トイレハイ
猫はトイレに入る前後にテンションが上がって走り回ってしまう「トイレハイ」という行動を取ることがあります。
猫にはよくある行動なので、問題視する必要はありません。トイレハイの原因は未だ解明されていませんが、排泄により交感神経が刺激されることで起こる行動ではないかと言われているようです。
5.認知症
猫が高齢になり「認知症」になってしまうと、認知能力の低下による不安や性格の変化、攻撃性の変化などのため、パニック状態になりやすくなることがあります。
また、場所だけでなく飼い主や同居している他の動物のこともわからなくなることがあるため、暴れたり攻撃をしてきたりするのです。
猫が「ドタバタ暴れはじめる」のは病気の可能性も
猫が突然暴れ出してしまう場合、病気になっている可能性があります。
原因となる病気として、
- 甲状腺機能亢進症
- 脳腫瘍
- てんかん
などが挙げられます。
脳腫瘍やてんかんによる発作の前触れとして興奮状態に陥る場合もあるため、その後発作が起こるなどの変化が見られた場合は動画を撮影しておく、起きた時間や変化について記録をしておくなどすると、診察時に状況をかかりつけの獣医師に伝えやすく安心です。
暴れ出す以外にも、以前より攻撃的な性格になったり、イライラしている様子が見られたりする場合も体調変化や痛み、違和感を感じている場合があり注意が必要です。
興奮状態とはまた違った異変を感じた場合、すぐに動物病院へ連れて行くようにしましょう。
まとめ
猫が「ドタバタと暴れはじめた」ときは、まず落ち着いて周囲の物にぶつからないように注意をすることが大切です。
暴れる理由は習性からくるものや、突発的なパニック状態なものが多いため、日頃から怪我をしないように部屋を整頓しておくと良いでしょう。
頻繁に暴れまわるようであれば、運動不足やストレスを感じる環境ではないか原因を調べるようにしてください。
愛猫が快適に過ごせるように、定期的に生活環境を見直すようにしましょうね。