子猫と成猫で準備するポイントは違うの?
準備するものは基本的に一緒ですが、その猫の体つきや成長過程に合ったアイテムを選ぶ必要があります。
例えば生後間もなくの子猫をお迎えする場合は、フードに関しては、まだ成猫の食事と同じようにする段階ではないでしょう。
ミルクや離乳食を準備し、十分な栄養が行き届くように配慮することが大切です。
ただ、トイレや食器類などは、極端に小ぶりなサイズを選ぶと、後の買い替えが大変になる場合もあるかもしれません。
猫の使いやすさは保ちつつ、できるだけ長く使えるものを検討してはいかがでしょうか?
『事前に準備したいもの』8選
1.フード・フード用食器
フードは、ドライフードとウェットフードの両方を準備することをオススメします。
カリカリとした食感のよいドライフードは、歯石がつきにくい利点が、水分量の多いウェットフードは、水分不足を防ぐ利点があります。
栄養バランスを保つため、総合栄養食を率先して取り入れるようにしましょう。
フード用食器は、猫の食べやすさや環境を重視した「陶器製」のタイプを選ぶことをオススメします。
2.トイレグッズ
トイレグッズは、トイレ本体、中に入れる猫砂もしくはトイレシート、ゴミ箱の3点セットを準備しましょう。
毎日トイレ掃除は必要となり、排泄物を捨てる専用のゴミ箱は、匂い漏れを防ぐタイプがオススメです。
トイレの数は、猫の数プラス1個が理想的とされていますので、猫がいつでも気持ちよく排泄できる環境を整えてあげてください。
3.おもちゃ
お迎え当初から、猫の好みの傾向を掴むことは至難の業でしょう。
定番の猫じゃらし、転がして遊べるおもちゃ、シャカシャカ音が楽しい蹴りぐるみといった、さまざまなバリエーションを準備してみてはいかがでしょうか?
小猫や若い猫ほど何でも口にしたがりますので、遊び終えた後は、必ず猫が触れることができない場所に片づけるようにしましょう。
4.キャットタワー
猫は、自由に駆け回れるような高い場所を好みます。
上下運動に最適なキャットタワーは、1家に1台あるのがやはり理想的でしょう。
スペースの確保が難しい場合は、キャットウォークや既に設置されている棚などを活用するのも1案です。
室内飼いが推奨される中、運動不足の解消や猫のくつろぎ空間としても活躍してくれることでしょう。
5.ケージ・キャリーケース
個々のライフスタイルによって使用頻度は異なりますが、どちらも猫の安全を守るために使われるアイテムです。
ケージは主に、お留守番で目を離すことが心配なシーンや、お迎え直後の慣らし段階で活用されます。
キャリーケースは、普段は動物病院などの移動時に使いますが、もしもの災害時にもスムーズに移動できるよう、日頃からケースに入る練習をしておきましょう。
6.爪とぎ器
爪とぎは猫の大切な習慣であり、爪の健康維持やストレス軽減にも役立ちます。
ソファや座椅子、壁などもターゲットになりやすいため、初期の段階から場所を教え「正しい場所」でとぐよう誘導することが大切です。
猫のサイズに合うもの、好みの素材、爪が研ぎやすい縦置き型・横置き型など、選ぶポイントはいくつかありますので、比較・検討してみましょう。
7.ケア用品
人間の衛生習慣と同じように、猫も爪、歯、毛並みのケアが重要視されていますので、猫専用の爪切りやブラシなどを準備してください。
最初は抵抗を示す猫も多いため、猫のペースに合わせて、徐々に慣れさせるようにしましょう。
猫は毛玉を吐いたり、歯周病になりやすかったりしますが、これらのケアによって予防が期待できます。
8.安全対策グッズ
猫は室内で飼うことが推奨されています。
思わぬアクシデントで誤って外に出てしまわないよう、脱走対策の柵や網戸のガードなどを準備して対策しましょう。
とはいえ家の中でも、キッチンなどの火元でのヤケドや、小物の誤飲、猫には有害な種類の植物による中毒などは、避けなければなりません。
まとめ
猫をお迎えする際には、単にアイテムを準備して終わりではなく、目的や選ぶポイントを押さえていきたいものです。
子猫と成猫で準備するものに大きな違いはありません。
その猫の成長過程に合っているもの、猫が使いやすいものであることはもちろん、後の買い替えに大きく負担がかからないものを準備しましょう。
猫の本能が満たされるよう、狩りの真似ごとができるおもちゃや、爪とぎなどの準備にも手は抜けません。
準備するのが苦にならないよう、猫との初めてを楽しむ気持ちも忘れないでください!