1.叶えてほしいことがある
猫は飼い主さんに叶えてほしい要求がある時に、足元でうろついてアピールをしてくることがあります。
過去に飼い主さんの足元でうろついた時に「ご飯をもらえた」「構ってもらえた」という成功体験があると、足元に行くと良いことがあるという認識を持つようになり、飼い主さんの気を引くためのアピールとして行うようになるのです。
アピールしてくる猫が抱いている要求は以下のような内容です。
- お腹が空いている
- トイレを綺麗にしてほしい
- 遊んでほしい
- 撫でてほしい
要求が叶わないと猫のストレスの原因になるので、足元で愛猫がうろついてきたときに、何をしてほしいのかを正確に見極めて対応しましょう。
2.飼い主さんへの愛情表現
飼い主さんに対して猫が「好き」と思う気持ちを存分にあらわす方法として、「足元でうろつく」という行動をしてくれている場合もあります。
猫の顔まわりやしっぽの付け根には臭腺というフェロモンを放出する場所があり、好きな人に対して自分のにおいをつけることで「自分のもの」と主張するのです。外から帰宅した時、お風呂あがりなどに見られます。
愛猫がしっぽをピンと立てていたり、喉をゴロゴロさせながら足元に体や顔を擦りつけてきた時は、愛猫からの「大好き♡」のサインだと思ってたくさん甘えさせてあげましょう。
3.不安な気持ちを抱いている
猫が足元でうろつくのは、飼い主さんの気を引こうと自分をアピールしているからです、しかし、そこには不安な気持ちや寂しい気持ちが隠れているかもしれません。
これは、日中飼い主さんがいないことが多い場合や留守番している時間が長い場合に見られます。飼い主さんが戻ってきた際に、飼い主さんとの触れ合いを通じて、安心感を得ようとしているのです。
この場合、「甘えたい」という気持ちが高まっている可能性があるので、たくさん撫でてあげたり遊んであげたりして、愛猫の不安を解消できるように努めましょう。
猫との時間が少なすぎて不安を募らせてしまうと、粗相や問題行動につながることもあります。1日15分でも良いので、遊びの時間を取ってコミュニケーションをはかってくださいね。
愛猫が足元をうろつく時の応え方
愛猫が意味ありげに足元をウロウロしたりスリスリしたりする時には、まず何を求めてきているのかを理解することが大切です。ご飯が欲しいのか、遊んでほしいのか、甘えたいのかによっても、応え方は変わります。
どのような理由であっても、猫が飼い主さんの気を引きたいという気持ちが元となっているので、無視したり邪険に扱うのはやめましょう。
すぐに対応ができないのであれば、「ちょっと待っててね」と優しく声かけをするだけで、愛猫に安心感を与えることができます。
まとめ
今回は、猫が飼い主さんの「足元でうろつく」理由と、愛猫が喜ぶ応え方について紹介しました。
愛猫が飼い主さんの足元にやってくるのは、信頼している人だからこその行動です。飼い主さんならきっと要求を叶えてくれる、甘えさせてくれると思ってやっていることですので、優しく対応しましょう。
なおこちらの行動は、留守番などで寂しい思いをしている時にも見られる行動です。寂しさが原因でこの行動をする場合は、日頃からしっかり愛猫とコミュニケーションを取ったりスキンシップをしたりすることで寂しい気持ちを満たしてあげましょう。
愛猫が自分の足元でうろついたときの理由を適切に判断し対応することで、より愛猫からの愛情と信頼を得られるでしょう。