猫が飼い主のそばで『ゴローンと横になる』考えられる6つの理由
1.安心感と信頼のあらわれ
猫が飼い主のそばでゴロンと横になるとき、その背後には深い安心感と信頼があります。
というのも、猫は通常本能的に警戒心が強く、自分が危険にさらされるかもしれないと感じる状況では、体を完全に横たえることはほとんどありません。
とくにお腹というのは、猫にとって最も無防備な部位のひとつ。それを簡単にさらけ出せるのは、その相手を信頼して安心感を抱いている証拠といえます。
2.遊びのサイン
猫は、遊びたいときにもゴロンと転がることがあります。
兄弟や母猫を遊びに誘う際に、猫はゴロンとする仕草を見せるのですが、それと同じように飼い主を遊びに誘っているのです。
とくに飼い主が帰ってきたときや、なかなかかまってあげられないときに多く見られます。
猫はこの行動を通じて、飼い主とコミュニケーションを楽しみたいと考えているのでしょう。
3.注意を引きたい
猫は、飼い主の注意を引くためにもゴロンと転がる仕草をみせます。
とくに飼い主が自分に対して注意を払っていないと感じたとき、自分の存在をアピールするためにこの行動をとります。
たとえば飼い主がテレビを見ていたり、他のことに集中していると、ゴロンと転がって飼い主の視線を引こうとするのです。
遊んで欲しい、もしくは構って欲しいという気持ちを表現しているんですね。
4.甘えたい気持ち
猫は飼い主に甘えたいと感じているときも、ゴロンと横になることがあるようです。
「撫でて欲しい」「もっと一緒に過ごしたい」という猫の甘えた気持ちのあらわれだと思ってください。
もし猫が、高い声で鳴いたりすり寄ってきた後にゴロンとしたら、それは「甘え」を意味しているかも…。スキンシップをとってあげれば、猫もとても喜んでくれるでしょう。
5.リラックスしている証拠
猫は飼い主のそばでリラックスしたいとき、ゴロンと横になることがよくあります。
猫は、日中の多くの時間を休息や昼寝に費やす動物です。とくに日差しが心地よい場所や、飼い主がくつろいでいる場所でこの行動がよくみられます。
とくに飼い主のそばは、心地よさだけでなく安心感も得られる場所。リラックスするにはうってつけなんですね。
そのためもし猫が目を半開きにしたり、ゆっくりと瞬きをしたりしている場合は、リラックスしているサインと思ってください。
6.体温調節のため
猫はときおり、涼しい場所を求めてゴロンと横になることがあります。しかしこれは必ずしも「飼い主のそば」に執着しているわけではないようです。
とくに暑い日や激しい運動をした後など、体温が上がったときにこのような行動をよくとります。
猫は床の冷たい部分やタイルの上に横になることで、効率的に体温を下げようとしているんですね。
そしてその場所に偶然飼い主がいると、結果的に飼い主のそばで涼を取っているようにも思えます。
しかし猫にとっては「絶対飼い主のそばでないとダメ」という気持ちで、場所を選んでいるわけではないようです。
もちろん飼い主の存在にこだわる猫もいますが、「飼い主のそば<涼しい場所」が優先されがちです。
まとめ
猫が飼い主のそばで「ゴローン」と横になる行動には、安心感・遊びたい気持ち・甘えたい気持ち・信頼の表れなど、さまざまな意味が込められています。
こういった猫のひとつひとつの行動を理解し、猫が今どんな気持ちなのか考えながら接してみましょう!
猫との日々のコミュニケーションを大切に、猫が飼い主のそばで安心して過ごせるように心がけてください。