猫が『飼い主をバカにしているとき』に見せる3つの行動 愛猫に見下されるのはなぜ?

猫が『飼い主をバカにしているとき』に見せる3つの行動 愛猫に見下されるのはなぜ?

猫を飼っていると、ときどき「ちょっと、バカにしてない?」と納得できない行動をするときがあります。猫はわざとやっているのでしょうか?この記事で、猫が飼い主をバカにしているときの行動と、その行動の本当の意味を解説します。大きく深呼吸をして、落ち着いてからご覧ください。

猫が飼い主をバカにする3つの行動

無視するサビ

愛猫と過ごす毎日の中で、ときどき「バカにされている?」と感じることは、実は多くの飼い主さんが経験しています。

そんな気持ちにさせる猫の行動には、実は理由があるのです。ここではまず、よくある3つの行動を見ていきましょう。

1.無視する

愛猫からの無視は、バカにしているときに出てくる典型的な行動です。

名前を呼んでも無視、こっちすら見ない。あるいは、やってはいけない行動を何度注意しても、無視してその行動を続けるなど、猫が無視する理由には「人のいうことに従う価値はない」という考えがあります。

とはいえ、お腹が空いたときに呼ばれたときには、たいていの猫は喜んで近づいてきます。何か食べるものを出してもらえるのを知っているからです。

自分の感情を大切にする猫だからこそ、人のいうことなんかどうだっていいやと無視をするのです。

2.高い場所から見下ろす

上から目線という言葉があるように、高いところから見下すのは、猫が飼い主をバカにしているように見えますね。

猫は高い場所からあたりを見渡すことで、本能的に自分の優位性を示し、自分がこの環境の支配者であると感じています。自分の目線よりも低い場所にいる飼い主を見下ろすことで、猫は自分こそがこの家庭内の頂点だと認識しているのです。

この行動は、猫が人を単なるお世話担当としか見ていないという解釈にもつながりますが、これもまた、猫が飼い主の気持ちなど一切考慮しないことのあらわれです。

3.わざと邪魔をする

近年のリモートワークの増加で、オンライン会議に勝手に出席してしまう猫が世界中で話題になりました。それ以外にも、テレビの前に立ったり、学習中にノートに座ったりするような行動は、以前からよく知られています。

猫が飼い主をわざと邪魔する行動は、一見ただの気まぐれのように見えますが、実は猫の知性がとても高いことを示しています。それは、猫が飼い主の困っている反応を観察し、どのような行動が最も効果的かを学習しているからです。

猫は飼い主の習性を理解することで、もしかしたら知的な優越感を感じているかもしれません。つまり、飼い主を自分の思い通りに動かせることを、楽しんでいる可能性があるのです。

愛猫に見下されてしまう理由

半目でみつめる猫

毎日、食事やトイレ掃除などのお世話をしているというのに、このように猫に見下されてしまうのはなぜでしょうか?

原因は、猫特有の行動と人間の解釈のズレにあります。

猫はもともと単独で生活する動物なので、習性として人とは違った社会関係のつくり方をしています。そのせいで、猫の行動は人の感情や期待とは一致していないことの方がフツウです。また、猫の無表情な顔も、よりいっそう傲慢なイメージに映るのかもしれません。

しかし、人を無視することも、高いところから見下ろしてくることも、猫にとっては生来的な行動であり、必ずしも飼い主のことを軽く見ているわけではありません。むしろ、猫は猫なりに飼い主に対して信頼を抱いているからこそ、猫らしい態度で生活できるのかもしれません。

猫の本心には、けっして人を見下す気持ちなどありません。今後は飼い主の猫への理解が「見下され感」を解消するカギとなることでしょう。

まとめ

猫の王様

猫の行動のなかには、「バカにしている」と感じさせることがあります。しかし、これらの行動の裏には猫なりの理由があり、必ずしも飼い主を軽視しているのではないのは確かです。

猫と人では、社会性やコミュニケーションの仕方の違いを理解することで、猫の行動をより客観的にとらえられるようになります。

猫の行動の背景を知ることは、単に「見下され感」を解消するだけでなく、愛猫の気持ちを理解していまよりも仲良くなれるきっかけにもなります。

私たちが「バカにされている」と感じることでも、猫にとっては飼い主への信頼があってこその行動かもしれません。猫には個体差があります。愛猫の個性をよく観察して理解を深めていってください。

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