1.懐いてくれるようになった
最も分かりやすい瞬間は、だんだん懐いてくれるようになったときでしょう。
お迎えの当初は警戒心が強いため、触れることもままならず、ごはんにさえ手を付けない猫もいます。
しかし、飼い主さんの懸命なアプローチによって徐々に信頼度が高まり、一緒にいて安心できる存在になっていきます。
頭突きや体をこすりつけるといった、分かりやすいサインばかりとは限りませんが、その猫なりの愛情表現に気づいてあげましょう。
たとえば、飼い主さんをじっと見つめる行動も、一種の愛情表現だと考えられます。
猫同士のコミュニケーションでも使われる「瞬き」でのアイコンタクトを使って、愛情のキャッチボールをしましょう。
2.無防備な姿を見せてくれた
心を開いているからこそ見せてくれる無防備な姿にも、思わずきゅんとします。
寝姿にあらわれることが多く、急所とされるお腹を丸出しにして体を伸ばす姿や、たくさん遊んだ後にうとうと眠りにつく姿を見ると、喜びがこみ上げてきませんか?
喉をゴロゴロさせるのも、リラックスできている証です。
機嫌がよいときに見られることの多いこの現象ですが、最近の研究から、ゴロゴロ音は人にも癒しの効果をもたらすと考えられています。
これらの無防備な行動は、とある企業が実施した「猫が好きな仕草や行動」のアンケート結果においても、上位にランクインしていました。
3.プレゼントを愛用してくれた
出先などで猫グッズを見つけると、ついつい足を止めてチェックしてしまうのが猫飼いさんあるあるです。
特に買うつもりはなかったのに、愛猫が喜んでくれる姿を想像して、気づいたらレジへと向かっていたなんていう経験もあるのではないでしょうか?
もちろん使うか使わないかは愛猫の自由であり、強制させるものではありませんが、少しでも使ってもらえるとうれしいですよね。ぜひ、使ってもらえるよう工夫をしていきましょう。
おもちゃであれば、当たりはずれの少ない人気の「ねこじゃらし」から選んでみるのもひとつです。
ベットを使ってくれない場合は、置き場所を変えたり、普段愛猫が使っているおもちゃを中に入れたりして、少しずつ反応をうかがってみましょう。
報われていないように感じたら?
人にマイナスなイメージを抱いていたり、甘え下手だったりする猫の場合は、どんなに飼い主さんが歩み寄っても、コミュニケーションが上手く取れないこともあるかもしれません。
それがその猫らしさなのであり、ありのままの姿を受け入れてあげてください。
選んだフードを美味しそうに食べてくれる姿や、おもちゃで一人遊びする姿などが見られるのであれば、十分猫を幸せにできているのではないでしょうか?
しかし、他の家族には懐いているのに自分にだけ懐いてくれないような場合は、猫に好かれない理由を慎重に探ってみてください。
自分から率先してお世話をしたり、接し方を改善したりすることで、少しずつ愛が報われる可能性も考えられます。
まとめ
猫は、思い通りにはならないことが当たり前な生き物であり、あげたプレゼントも必ず愛用するとは限りません。
だからこそ、ときどき見せてくれる猫のアプローチに魅了されます。
お互い手探りだった頃の関係を経て、懐いてくれるようになったときに、愛が報われたと感じることでしょう。
無防備な姿からも、信頼してくれている喜びを感じられます。
なかには、もともと甘え下手で警戒心が強い猫も一定数いますが、こうしてほしいと無理強いすることは控えてください。
どんなかたちであれ、その猫らしく暮らせているのであれば、愛が報われていると受け止めてよいでしょう。