「塩対応」は突然されている?
愛猫の塩対応としては「いつもあるお出迎えがない」「撫でても嫌がられる」「最近一緒に寝てくれない」などが挙げられます。
もし「普段」から、自分だけが冷たく対応されていると感じているのであれば、知らず知らずのうちに猫に苦手意識を与えている可能性があります。
この場合は、大きな声やしつこいスキンシップといった根本的な原因を探り、改善に努めましょう。
一方、いつもはしてくれることが途絶えたり、受け入れてくれていることを拒絶されたりすると、飼い主さんは「突然」塩対応されたように感じるはずです。
では、猫が突然塩対応する理由としては、どのようなことが考えられるのでしょうか?
考えられる3つの原因
1.欲求が満たされているから
猫は飼い主さんに構ってもらいたい、ごはんをもらいたいという欲求があって、お出迎えをしたり甘えたりするものです。
欲求というよりは、外の匂いをつけた飼い主さんを調査する目的で、待ち構えている猫もいるようです。
しかし、寂しさを感じていないときや満腹状態のときであれば、わざわざお出迎えをしたり、自分から寄ってきたりしないかもしれません。
特に、自宅に他の家族がいる場合は、別経路で欲求が満たされている場合もあるでしょう。
2. 眠いから
猫が寝ているときに、思わず触りすぎてしまうことはありませんか?
猫にとって睡眠は大切ですので、飼い主さんをスルーするのはむしろ自然なことでしょう。
イライラすると、尻尾をバタバタさせる、耳を伏せてイカ耳状態になるといった、あからさまなサインがあらわれますので、ご注意ください。
邪魔をせずにそっとしておいてあげる方が、猫の塩対応を防げることでしょう。
眠気が勝り、いつものお出迎えがないという場合もあるかもしれませんが、そのときの猫の状況を尊重することが大切です。
3.快適な環境ではないから
「最近一緒に寝てくれない」という塩対応が見られる場合は、猫が快適に思う環境とかけ離れている可能性が考えられます。
室温が問題なときもあれば、飼い主さんの寝相の悪さが問題のときもあるでしょう。
個体差はありますが、猫にとって最適とされる「28度前後」の室温となるよう、クーラーなどで温度調整することをオススメします。
快適な室温は、飼い主さんの寝相の悪さを直すためにも有効的と考えられています。
ちなみに筆者の場合は、筆者の足元で全身を広げて眠る愛猫の寝相に悩まされています…。
まとめ
猫は、自分の気持ちにいつでも正直な生き物であり、それが気まぐれのように映るのかもしれません。
欲求が満たされていれば、あえてお出迎えしようとはならないかもしれませんし、眠いときは飼い主さんの帰宅自体に気づけないこともあります。
猫が快適に眠るために、むやみに触って邪魔をせず、室温の調整といった環境づくりに努めましょう。
もし「普段」から塩対応に感じる場合は、猫が苦手な大きな声やしつこいスキンシップをしていないかどうかを、これを機に見直してみてくださいね。