マイペースな猫も『空気を読む』ことがある?考えられる4つのシーン

マイペースな猫も『空気を読む』ことがある?考えられる4つのシーン

猫と暮らしていると、(妙に察しが良い…)と思うことはありませんか。猫も空気を読んでいるのでしょうか。そこで今回は、マイペースな猫も「空気を読む」ことがあると考えられるシーンについて解説します。

マイペースな猫も「空気を読む」と考えられるシーン

女性の顔に近づく猫

猫はマイペースで、どちらかといえば自分本位な生き物というイメージが強いですよね。

ところが一緒に暮らしていると、(ひょっとして空気を読んでくれているの!?)と感じることがあるのではないでしょうか。

確かに猫も、場の雰囲気に合わせたような行動をとることがあります。

そこで今回は、マイペースな猫も「空気を読む」と考えられるシーンについて解説します。猫にすら空気を読まれてしまう状況の是非について、この機会に今一度考えてみましょう。

1.飼い主さんが泣いている時

飼い主さんが涙を流して落ち込んでいると、愛猫がどこからともなく現れて涙を舐めたり、顔を覗き込むような仕草を見せることがあるでしょう。どことなく慰めているように思えて、気持ちが落ち着くことがあるのではないでしょうか。

猫のこの行動には諸説あり、『科学的には飼い主の非常事態に驚いて、猫自身もパニックになっているだけ』という意見もあります。

それでも騒ぎ立てるわけではなく、むしろ人間側の捉え方としては前向きな気持ちを引き出してくれるのですから、まさに空気を読んでいるようなものかもしれません。

もし自分が泣いている時に慰めてくれているように思えたら、愛猫がパワーをくれたと前向きに捉えて心を和ませてくださいね。

2.家族で喧嘩している時

家族が言い争いになってしまった時、ふと愛猫が割り込んで来ることはありませんか。誰よりも大声で叫んだり、旗またコテンとひっくり返っておどけてみたり。

前章で述べたように、もしかしたらこの行動も、猫にとっては一種の「非常事態に対するリアクション」に過ぎないかもしれません。

しかし、愛猫のその行動によって、家族間の険悪ムードは解けるでしょう。思い返せば「こんなことで…(呆)」と思うほど些細なことが原因だった、ということも多いはずです。

猫は平和主義な動物なので、争い事は好みません。もしかしたら猫なりに、家族の調和を整えてくれているのかもしれません。

3.体調不良でグッタリしている時

飼い主が寝ているベッドで邪魔をしない猫

普段はタイミングなどお構いなしに「ご飯ちょうだい」「遊んで」「トイレ掃除して」とわがままを言う猫。しかし、飼い主さんが風邪で寝込んでいる時や、頭痛などで一時的に体調を崩している時は静かに過ごすことが多いのではないでしょうか。

やはりこれも、飼い主さんの身に異変が生じていることを察していると思われます。「今はご飯どころじゃないよね…」と空気を呼んで、そっと待ち続けるのです。

これは、裏を返せば(元気になればまたお世話をしてくれるはず♪)という気持ちで、飼い主さんへの信頼の証でもあります。だからこそ、そっと寄り添って喉を鳴らし、「早く良くなってね」とエールを送っているのかもしれません。

4.イライラしたり行き詰ったりしている様子の時

在宅ワークや家事に追われる飼い主さんが少しいきづまった様子になると、「構って」アピールをする猫もいるでしょう。

結構しつこく誘ってくるので渋々遊んでみたところ、意外とリフレッシュになって、その後が円滑になることも珍しくないなずです。

これもまた、ある意味空気を読んで飼い主さんを良い方向へと導いてくれるもの。猫ならではの上手な生き方を教えてくれているのかもしれません。

まとめ

気になる猫

人と暮らす猫は、野生の猫よりも人間の行動や変化に気づきやすいもの。『いつもの飼い主さんじゃない』と察した時は、自身の行動を変えてその場を円滑にしてくれることがあります。

厳密に場の空気を読めるかは定かではありませんし、慰める意図はないとする考え方もあるでしょう。

しかしながら、本当に大切なことは『空気を読んでくれた』という飼い主さん側の捉え方なのではないでしょうか。

そのように感じる場面に遭遇した際は、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えてあげてくださいね。

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