猫に『抱っこさせてもらう』ための重要なポイント4つ 喜んで身を任せてもらうための秘技を紹介

猫に『抱っこさせてもらう』ための重要なポイント4つ 喜んで身を任せてもらうための秘技を紹介

猫は拘束されるのを嫌います。そのため抱っこが嫌いという猫も少なくありません。しかし少しずつ慣らすことで、抱っこが大好きな猫になることもあります。今回は猫が喜んで抱っこされるようになる4つのポイントを紹介します。あわせてどうしたら身を任せてくれるようになるかも各項目ごとに解説していますので、ぜひ参考にしてください。

1.毎日のコミュニケーションで信頼関係を築く

おもちゃで遊ぶ少女と子猫

猫は信用できない人には近づきません。まして抱っこをさせるなんて「ありえない!」と思っているはず。猫を抱っこしたいと思うなら、仲良くなって信頼関係を築くことからはじめます。

猫との信頼を築くためには「この人は安心できる」と思ってもらう必要があります。そのため日頃から以下のことを心がけて接するようにすると良いでしょう。

  • 心地良いと感じる場所を撫でてあげる
  • いっしょにおもちゃで遊ぶ
  • 猫の嫌がることをしない
  • 積極的に日常のお世話をする
  • ご飯やおやつをあげる

信頼関係が築ければ、猫のほうから寄ってくるようになります。タイミングを見て抱っこをしてみましょう。嫌がるそぶりを見せたら無理強いしないのがコツです。

2.猫が安心できる抱き方をする

肩に手をかけて抱っこされている猫

猫に抱っこをさせてもらうためにも、安心できる抱き方をマスターしましょう。

猫を抱っこする際は、前足の付け根に手を入れて、もう片方の手でお尻をすくうようにしてゆっくりと抱き上げます。このときに胸を圧迫しないように注意してください。胸を押さえると、苦しくなって抱っこを嫌がる原因になります。

また抱っこしたときに体勢が安定せずにグラグラしているのも抱っこを嫌がる原因のひとつです。猫を抱き上げたら、しっかりと体を密着させて体勢を安定させてください。体を密着させたら、片方の手を胸に、もう一方の手をお尻に添えて支えます。

この抱き方で安定しないときは、前足を肩にのせて担ぐように抱っこをすると良いでしょう。大柄な猫はこのほうが安定しやすくなります。

3.猫のペースを尊重する

外を眺めている猫

猫を抱っこするタイミングは、猫次第と覚えておきましょう。毛づくろいをしているときや窓の外を見ているときなど、何かに集中しているときは抱っこNGです。邪魔をせずにそっと見守りましょう。

猫を抱っこするベストなタイミングは、甘えてきたときです。足にスリスリしたり、撫でてと要求してきたりしたときはチャンスです。猫を驚かせないように声をかけながら、そっと手を添えて抱き上げてください。

もし途中で嫌がったら無理強いはしないで、次のチャンスを待ちましょう。

4.抱っこされると良いことがあると思ってもらう

飼い主からおやつをもらう猫

猫にとって抱っこが良いイメージになるようにしましょう。

抱っこをしたときに、気持ちいいと感じる耳の付け根やあごの下を掻くように撫でてあげる、少しだけおやつをあげるなどするのがおすすめです。

くり返しおこなっていると「抱っこ=いいことがある(気持ちがいい)」と学習して、抱っこに対して良いイメージを持つようになります。

猫が嫌がらずに抱っこをさせてくれるようになれば、成功と言えるでしょう。抱っこ好きな猫は、自分から抱っこを要求するようになることもあります。

まとめ

少女に抱っこされている2匹の子猫

猫に嫌がらずに抱っこさせてもらうためには、抱っこに対して嫌なイメージを持たせないことが大切です。そのためには毎日のコミュニケーションを大切にして、信頼関係を築くことが第一歩です。

そして猫が安心する抱き方をマスターし、嫌がったらすぐに下ろすことです。つまり猫のペースと気持ちを尊重することが大切なのです。

抱っこをさせてくれるようになるまでは時間がかかる猫もいます。あせらずにゆっくりと時間をかけて慣らしていきましょう。

その一方で、どうしても抱っこが好きになってくれない猫もいます。飼い主としては残念ですが、愛猫の気持ちを尊重し、抱っこさせてくれる日を気長に待ちましょう。

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