1.自分の名前
猫は自分の名前を理解していると言われているので、名前を呼ぶと寄って来たり反応してくれる子が多いようです。多頭飼いの場合は、自分の名前と他の子の名前の違いも分かっています。
しかし、名前がわかっているからと言って呼んだら必ず返事をしてくれる、というわけではありません。あくまで猫の気分で返事をしてくれたり、近くによって来てくれるようです。
我が家の猫たちも、呼ばれていることがわかっていても面倒であれば尻尾や耳を動かすだけ、というときがあります。
動くのは面倒だけど、呼ばれているから反応はする、といった感じで可愛らしいですよね。
2.「ごはん」「おやつ」
ごはんやおやつといった、食べ物に反応する猫はとても多いです。ご家庭によって「カリカリ」「ささみ」「かつお節」など、与えている食べ物によって変わりますが、食べ物に対しての反応が良いのは共通のようです。
少し離れた場所にいても、大好きなごはんの名前が出たとたん走って駆け寄ってくる猫もいます。食べることが大好きな猫ほど、食べ物の名前には敏感に反応するようです。
ごはんをもらいたくて必死になっている様子も、とても可愛いですね。
3.「かわいい」
おそらくどこのご家庭の猫たちも、自分の名前を「かわいい」だと思っているのではないでしょうか。そのくらい愛猫に対して「かわいい」という言葉をかけていると思います。
我が家ではテレビを観てかわいいと言っても、自分のことだと思って猫たちがテレビ前に集まってきます。
テレビ画面ばかり見ていると「私のほうがかわいいでしょ?」と言わんばかりに視界に入ろうとしてくるので、「かわいい」が良い言葉であることがわかっているようです。
実際に「かわいい」という言葉に反応する猫は多いようで、自分の名前を呼ばれたのと同じくらい反応する猫がたくさんいます。
猫は人の言葉がわかる?
猫は人間の1歳半~3歳程度の知能があると言われていて、簡単な単語であれば理解できるようです。また、猫は聴力も優れているので、人間の発した言葉の音の違いが聞き取れている可能性もあります。
そのため、飼い主が嬉しそうに猫の名前を呼んだり、かわいいと褒めたりするとその言葉を「良いものだ」と覚えるのです。
なお、猫は単語とその時の感情を結び付けて覚えているようで、先程紹介した好きな言葉だけでなく、嫌な言葉も同じように覚えています。
「病院」や「爪切り」、「お留守番」などの言葉を聞くと、隠れたり逃げたりする猫も多いのではないでしょうか。
このように、猫は人間の言葉を少しだけ理解できることがわかっています。言葉をかけているときの飼い主の反応や声のトーンもよく見ているので、猫を叱る時に名前を呼ぶのはやめましょう。
自分の名前を呼ばれると怒られる、と学習してしまうのは悲しいですよね。愛猫の名前を呼ぶときは、愛情を持って優しく呼びかけるようにしましょう。
まとめ
猫と一緒に暮らしていると、言葉を交わさなくても意思疎通ができていると感じることがありますよね。
猫と信頼関係が築けていると、飼い主の話す言葉を少しずつ理解するようになります。
私たち人間と同じように、猫も優しく呼ばれることで飼い主からの愛情を感じることができるので、喜ぶ言葉をたくさんかけてあげるようにしてくださいね。