1.飼い主がよく使うもの
まず1つ目は「飼い主がよく使うもの」です。飼い主のことが大好きな猫は、洋服やハンカチ、タオルといった飼い主の匂いが染みついたものを隠すことがあります。
飼い主の匂いは猫にとって安心感につながるほか、よく使うものを隠すことで飼い主からの注意を引く目的もあると考えられ、かまってほしい時のサインと考えることもできるでしょう。
また、匂いが染みついたもの以外にも鍵やリモコン、眼鏡、財布など、生活する中で触れる機会が多いものを隠すケースが多いようです。
2.お気に入りのおもちゃ
続いて2つ目は「お気に入りのおもちゃ」です。猫は自分のお気に入りのおもちゃを大切に扱うため、おもちゃが見える場所に置かれていると、他のペットや家族に取られてしまうと考え、おもちゃを見つけにくい場所に隠すことがあります。
また、よく隠されるおもちゃとしては猫じゃらしやネズミのしっぽなどのほか、ペットボトルのキャップなどといった本来おもちゃではないものであっても、猫が気に入っていればさまざまなものが隠されているようです。
3.食べかけのご飯
最後に3つ目は「食べかけのご飯」です。 猫は食べ残しを隠すことによって、おなかがすいた時のために食べ物を確保しておこうとすることがあります。野生の環境では食べ物が常にあるわけではないことを考えると、この行動は合理的と言えるでしょう。
また、匂いが出る食べ物を隠すことによって、本能的に他の動物や外部の脅威から身を守っているとも言えます。
猫がものを隠す理由とよくある隠し場所
猫がものを隠す理由としては、何かを隠すことによって飼い主からの注意を引くことに成功して遊んでもらえた、などの一種の成功体験が要因として考えられます。
また、記事内でご紹介したように飼い主がよく使うものを隠す場合には、飼い主のものを身近に置いて安心感を得ることが理由と考えられるでしょう。
なお、猫がものをよく隠す場所としては、
- ソファやベッドの下
- ハウスの中
- トイレ
といったように、猫のプライベートスペースが多いようです。
まとめ
本記事では、猫がよく隠すものや隠す理由、隠し場所などをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
猫がものをよく隠すことは飼い主を悩ませる行動ですが、その行動の多くはいたずらなどで困らせる意図はないため、叱らずに原因を探ってあげるようにしましょう。
また、記事内でご紹介したように、隠すものによって猫の気持ちや発しているサインが異なるため、ぜひ本記事を参考に愛猫の感情を読み取る際にお役立てください。